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【大人の雑学】怖い・・・だけど役に立つ植物

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地球上、地上にいる生物で「百獣の王」といえばライオンですよね。ライオンは食物連鎖の中でも頂点の存在として知られ、陸上生態系における頂点捕獲者と呼ばれています。動物園でも迫力満点のライオン、このライオンすら倒してしまう植物がいるのをご存知でしょうか。

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名前が怖い

それは、日本語では「ライオンゴロシ」、英語では「devil’s claw(悪魔のかぎづめ)」と呼ばれている植物です。なかなか物騒な名前ですよね。この「ライオンゴロシ」はアフリカ南部の砂漠地帯を中心に生息するゴマ科の植物で、鋭いトゲのある実が特徴となっています。

©︎ジャングルタイムズ

ライオンゴロシと言われる理由

なぜ、このようなライオンゴロシという名前になったのでしょう。それは、ライオンがこの実を踏んで、足に刺さってしまうと大変なことになる。歩くことが難しくなったり、無理やり口で取り払おうとすると今度は唇に刺さってしまう。また、トゲの先端にカエシがついていることから、抜こうとしてもがくほど深く食い込んでいくのである。そういった状況になると食べ物を食べることや水を飲むことが困難になり、やがて餓死してしまう。

ライオンゴロシの実は、ライオンの残った骨や大地に染み込んだ血液などを栄養分として成長し、新たな茂みを作り出す。そして新たな茂みを作り出すと、次の獲物であるライオンがやってくるのを待ち続けるのです。

ライオンをピンポイントで狙い、仕留めた後もライオンの血液、骨などの影響で繁栄を遂げる。まさにライオンゴロシですね…

違う一面もあります

恐ろしいイメージのライオンゴロシですが、実は人間にとってはそうとも言い切れない一面を持っています。それは薬として重宝されているということ。現地の人々にとって、数世紀にわたり、医薬草として消化器系の病気から伝染病の幅広い病気や傷の治療に利用されてきたそうです。

また、塊茎の抽出物は、インドリド配糖体(ハルパゴシド)、フィトステロイド、フラボノイドなどが含まれており、それらは変性の慢性関節リウマチ、骨関節症、腱炎、心臓病の治療に効用があるとされています。現在、その効能は西洋医学でも利用され、錠剤として処方されているそうです。(ウィキペデアより引用)

いかがですか?特にフラボノイドなどは、よく耳にする成分だったりするのではないでしょうか。名前だけでは、なかなかに恐ろしいイメージのライオンゴロシ。ライオンにとっては困りものの存在ですが、人間にとってはありがたい存在。形も独特で興味深い存在です。コロナが解消されて、自由に旅行ができるようになった際には、ライオンゴロシを見にアフリカに旅行するのも良いかもしれません。

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