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【大人の雑学】人体の不思議。「死への恐怖」が加齢とともに減っていくわけ

【大人の雑学】人体の不思議。「死」と「恐怖」は加齢とともに薄れていくわけ
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「死」は生きる人にとって命題のようなもの。死後、天国、地獄、黄泉といった出るはずのない答えを人は真剣に追い求め、それは死という概念を覚えた子供の時からはじまり、死ぬ直前まで考え続けるものです。

目次

誰もが一度は考えた「死」への恐怖

誰も一度は考えた「死」への恐怖

子供の頃を思い出してみてください。夜に布団にくるまって目を瞑っていると、ふと「死んだらどうなるんだろう」という考えが脳裏を横切ります。すると途端に怖くなって眠れなくなった……なんてことはないでしょうか。

人は誰もが死に対して恐怖心を抱きますが、実はそれは幼少の頃がピークで、歳をとればとるほど死への恐怖が少なくなっていくと言われています。

死が概念的なものから現実的なものへと変わるため、恐怖が減る

死の恐怖が薄らぐ理由① 死が概念的なものから現実的なものへと変わるため

子供のころは死は漠然としたものに他なりませんが、50代、60代と歳をとっていくうちに、身内親族の葬式に参列する機会も増えてきますし、両親も他界する時期が訪れます。自分の身の回りの知人や友人、旧知の仲の人が病気や事故で他界することもあるでしょう。このように死が身近な存在になるにつれて、概念的なものから現実を帯びはじめて、人の脳は自然と受け入れようとするようです。

遺伝子の本能が役割を終えたため、死への恐怖が減る

死の恐怖が薄らぐ理由① 遺伝子の本能が役割を終えた

人が生まれ、生きる理由は後世に自分の遺伝を残すためという学者も多くいます。自分の遺伝子を引き継いだ子供や孫たちが生まれると、自分が生きる本来の役割がなくなると考えられ、遺伝子レベルで死への恐怖がなくなるようです。

生物に植え込まれた恐怖遺伝子

人は生まれながらに恐怖を抑制する恐怖遺伝子という遺伝子があります。この恐怖遺伝子の働きにより、人は恐怖によって生命を脅かす対象から退くことができ、また危機を感知することが可能です。マウスを使った実験では、この恐怖遺伝子を取り除いたマウスは高いところからも躊躇なく飛び降りたという結果も報告されています。人が死を感じるのは人の本能であり、加齢とともに恐怖を感じなくなるのは、もしかするとこの恐怖遺伝子の作用が強く働いているからかもしれません。

人は恐怖に馴れることができる。深く考えずに一度の人生を楽しもう

人は恐怖に馴れることができる。深く考えずに一度の人生を楽しもう

人は恐怖に馴れるようにできています。死は言語化することができなく、死後の世界に明確な答えを持っている人はいないため、死の恐怖はなくならないものと考えられます。心理学的には死を主観的に考えるのではなく、客観的に「あ、いま自分は死に対して怖がっている」と考えてみると、恐怖は次第に減っていくようです。あまり深く考えずに、一度の人生を謳歌することを、大切なパートナーと一緒に考えるようにするのがいいでしょう。

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