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【うさぎの自由帳】兄弟姉妹が病院に入院してしまった際のきょうだい児

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 こんにちは!うさぴょんです!

 とうとうまた、1都3県及び大阪府に緊急事態宣言が発令されましたが、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?

ご自分やお身内に新型コロナに感染した方がいらっしゃって、戦々恐々とした不安な日々を送っていたりしていらっしゃらないでしょうか?

 さて、うさぴょんは、12月末にオンライン上で開催されているNPO法人しぶたねさん主催の『きょうだい支援ゆるゆる会議』に参加させて頂いたり、つい先日の土曜日は横浜にて開催されました「きょうだい支援のシンポジウム」にリアルで参加させて頂いたりしております。(この「リアルで」という言葉を自分の行動の頭に付けて、ネット上での行動と現実世界での行動との区別を明確にする、というのはコロナによってオンラインが一般市民の日常生活に広く浸透した結果よね~と思うと、不思議な感じです…。)

 早速、今回も病児・障がい児の「きょうだい児」が抱えがちな問題について話していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 「病児が入院することになった為、お母さんが病院に殆ど付きっきりで行かなくちゃならなくなった。多くは、何日も何か月も、酷いと年単位で泊まり込みの付き添い看護。」

 きょうだい児を取り巻く話としましては、「あるある~!」話、上位3位以内には確実にランクインしそうな問題です。(笑)

元聖路加国際病院小児病棟婦長
元茨城キリスト教大学看護学部 教授
藤村真弓先生

 今回、横浜にて開催された「認定NPO法人スマイルオブキッズ」さま主催の『きょうだい児支援の広がりと繋がり』シンポジウムの最初の登壇者であられた、元茨城キリスト教大学看護学部教授 藤村真弓先生のお話によりますと、昔も、そして今なお、小児の入院において「母親が看護師の役割を当たり前のように担わされている」と。

 そして、病児・障がい児のきょうだい児(彼らだって、まだ幼いこども)は、「こどもはバイ菌を持ち込むから入ってはいけないルール」に基づき、兄弟姉妹が入院している病室のあるフロアには入っていけないことになっている為、自宅で待つか、病院についてきたならば小児病棟のある場所の扉を隔てた外側にいなければならない、と。

 その昔、聖路加国際病院で婦長さんをされておられた藤村真弓先生は、「どうしてこどもは病室に入ってはいけないのか?大人はバイ菌を持ち込まないのか?」という疑問を持たれ、Dr.にそうご質問されたそうです。しかし、Dr.は聞いてはくれるものの、返答はせずにただ黙ってしまうのみであった、と。要は、はっきりと「大人はこうだけど、こどもはこうだから、バイ菌の保有率が高い」であるとか、そういった統計やら何やらはないということなんでしょうね…

 私が推測しますには、恐らく、一番の本当の「きょうだい児を病室に入れない理由」は、入院治療している現場において、「こどもが不用意にたくさんチョロチョロされていては医療者にとって邪魔である」、とか、「健康に恵まれていないこども達の前で、健康に恵まれて入院せずにいられている「きょうだい児」の存在は刺激的で厄介なことになると厄介だから」であるとか、etc...なのではないかな?と

 要は、「バイ菌」はそれらしい後付け理由であって、真の理由は他にあったのではないか?というのが私の推測です。

 いずれにせよ、大好きなお母さんが「自分」ではない病気や障がいを抱えている

兄弟姉妹に身も心も取られ、その上、「(病気の兄弟姉妹やお母さんは)大変なんだから心配かけないようにね。よくお手伝いしてお母さんを手伝ってあげてね。将来は病気や障がいのある兄弟姉妹の分まで活躍してね。」などと周囲から「よかれ」と思って、声をかけられるケースも多々あるでしょう…。

 うさぴょん自身を取り巻く環境と言いますと、3歳の時に弟が産まれ、無事に産まれたと思いきや、約1か月後に弟が僅か数時間預けた知人宅で何らかのことに巻き込まれ?て、帰宅するやチアノーゼやら痙攣やら発作やら何やらバタバタ起こして、保育器の中へ移送されることとなりました。その為、母は、西に名医がいると聞けば弟を抱いて飛んで行き、東に名医がいると聞けばこれまた弟を背負って飛んで行き、というような宮沢賢治のような?!生活を始めたものですから、当時小学校1年生だった姉と私は二人、祖父母の家や親せき宅に風呂敷抱えて(比喩です。(笑))預けられたり、私は時に母の「病院巡りの旅」に同行したり、する生活が1年以上も続きました。

 父親は何をやっていたのだ?!とお叱りや疑問の声が投げかけられてしまいそうですが、父は弟が産まれる前から既に予定されていたニューヨークへの海外赴任に旅立ってしまっておりました。本当は、弟が産まれたら、家族で渡米する段取りを予定していたようですが、弟を診た医師が弟を飛行機に乗せてはいけない、乗せて渡米なんてしたら死んでしまうでしょう!と言ったとのことで、父以外の家族は日本に残らざるを得なくなってしまったのです。それ故に、家族の一大ピンチの時に、折り悪く、父親は不在となってしまいました。

 また、だんだんと話が長くなって参りました。

 急ぐ旅でもない、長い話は疲れちゃいますね。今日は、きょうだいの話はこの辺りまでにさせて頂きまして、続きはまた次にさせて下さいませ。

 すっかり新型コロナの生活様式が浸透し、コロナ、と聞いてもよく見知った近所の犬の名前くらい馴染みのあるワードになってきてしまったところが恐ろしいです。

 どうやら医療関係者の方々の行動様式をテレビなどで拝見、観察しておりますと、外、人々が行きかう場所に行った際には、帰宅後、手洗いうがいは勿論ですが、お風呂に入るのは良さそうですね。(そして、外出着から部屋着に着替える。)まぁ、手や喉ばかりでなく、髪の毛から何から洗い流すということなんでしょうね。ウィルスは殺すことは出来ないらしいので、その付着を水で「洗い流して」しまって「極力、ご退場願う」ことが感染を防ぐポイントのようですね。

 お風呂にまですぐには入れない時は、私は手洗いうがいと洗顔を心掛けております。手に付いたウィルスを知らず知らず手で顔を触っている際に、ウィルスの接触移動を引き起こしてしまうとことでしたので、とりあえず顔を洗っておいています。

 それから、どうもこのウィルスは主に口の粘膜から入り込むようなので、食事をする際に「会話をしない」というのも味気ないですが、感染を防ぐポイントとなっているようです。

あるキリスト教系の病院で、毎年大切にしていたクリスマスの行事(キャンドルサービスなど)がコロナの影響で出来なくなり、せめてものクリスマス気分を味わう為に医療スタッフに配られた一片のケーキすら、「話すの厳禁」の状態で、ただ一人一人がお皿をもって黙々と食べている姿をテレビ越しに見た時には、なんだか申し訳なくて、泣けてきそうになりました。

 みなさまにおかれましても、くれぐれもご用心なさって、お互い、元気に春が迎えられますことを心よりお祈りしております。

 ではまた、ごきげんよう!

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