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【あいちトリエンナーレ2019】でジェンダー平等を実現!美術界の国際的潮流にも期待できる?

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2019年8月1日から開催された、【あいちトリエンナーレ2019】は、参加した作家の男女比率がほぼ同じなことでも、大きな話題を呼んだ国際芸術祭

東京で開催された「あいちトリエンナーレ2019」の記者会見でも、この話題はかなり世の関心を集め、特に芸術監督・津田大介の発言は注目を浴びました。

 今回は、「令和」世代になった現在の男女差別の現状や、【あいちトリエンナーレ2019】が協賛された背景について、解説していきたいと思います。

目次

【令和】になったいまでも、まだ男女差別がある?

1999「男女共同参画社会基本法」が施行され、2020年20年が現在で21年が経ちました。

この法律が定められた背景には、「男女が互いに人権を尊重しつつ、能力を十分に発揮できる」と、そんな社会を目指すために施行された法律でしたが、現在もなお、そんな社会を体感できている人は、まだまだ少数かもしれません。

2018年には平成が終わり、「令和」へと変わろうとしているときに、とある男女差別問題が注目を浴びました。

それは大学医学部の入試の際に、女子学生が不利になるよう点数が操作されていたのです。しかもそれは、1つの大学のみならず、複数の大学で行われていたのです。

この件に関して大学側は、「女性は将来、出産&育児を控えており、職場復帰が難しい、当直や緊急時の対応が困難、そのため医師不足が見込まれるため」と釈明していました。

このような「出産・育児を経る女性医師は職場復帰できない」という概念は、その医師が「女性だから」という理由だけで、片付けられてしまっていた考え方自体、令和を迎えた今もなお、各メディアに残る男女差別として大きく取り上げられています。

【ジェンダー平等】がいまだ実現できていない現代…

フローレンスは、2004年の設立から、2020年現在で16周年を迎えましたが、この16年の間、子育て・保育に関する社会課題に立ち向かってきたのです!

その中で感じてきたことは、子育てに関しての課題は、【gender equality(男女同権・ジェンダー平等)】 が実現されていないこと…でした。

*病児保育が増えない
*保育園が増えない
*ワンオペ育児が平然な状態である
*ワンオペ育児による児童虐待が増えている

このような社会課題の多くが、「子育ては女性の問題」とされていて、子育てを経験していない男性らが、国会などで政策として議論し、議論に発展する環境になっているのです…!

Gender equality(男女同権・ジェンダー平等)を実現するには、私たちが子育てや保育のフィールド以外からも、働きかける必要性を感じています◎

【あいちトリエンナーレ】が協賛した背景とは?

この課題が取り残されているなか、「Gender equality」の実現に向け【あいちトリエンナーレ】が、2019年4月動き始めたと一報を受けました。

大学の医学部だけではなく、実は美術界でも男女差別はあり…この問題こそ世に出し、国際芸術祭を通じ、「Gender equality」を実現すると語ったのが、自身こそジャーナリストであり、【あいちトリエンナーレ2019】の芸術監督を務めている津田大介さんでした!

「あいちトリエンナーレ」が、これまでの芸術祭と大きく異なる点は、【”アファーマティブ・アクション”として、参加作家の男女平等を実現する】という点でした。

※アファーマティブ・アクション☞弱者に不利である現状を積極的に正していく働きのこと

もちろん、女性参加の比率を上げるために採用したわけではなくて、今回のテーマ「情の時代」に合致した作品かどうかを、重視した選定が行われました。

芸術作品の制作費用が、低く見積もられ予算が不足している点など、こうした業界の体質自体をを改善していきたいと、津田大介さんが語られています。

子育てをめぐった社会課題との闘いは、Gender equalityをめぐった闘いでもあるのです。あいちトリエンナーレも同様、美術界でもGender equalityを実現するために闘っています。

あいちトリエンナーレは2022年開催予定!

【あいちトリエンナーレ】は、2010年から3年ごとで、これまで4回開催していて、「愛知芸術文化センター」を中心とし、まちなか会場を含め、広域に展開した都市型の国際芸術祭で、2022年の開催に向けての準備を、現在進めています。

現代美術を軸とし、舞台芸術なども併せ、複合的な展開で幅広いジャンルを横断し、最先端の芸術を発信していくでよう。

2019年8月に開催された「あいちトリエンナーレ」では、ボランティアによる「ガイドツアー」や、アーティストと共に「みるツアー」など、各種イベントも催されました。

要予約になりますが、【託児サービス】もあるので、お子さんと一緒でも安心して芸術祭を楽しむこともできるので、家族でのお出かけ先にいかがでしょうか?

【あいちトリエンナーレ】を通じ、みなさんがGender equalityを考えるきっかけになれば嬉しいです!

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