近年は日本でもクレジットカードの普及が進み、2018年の時点で84%を超え、一人当たりの保有枚数はおよそ3枚というデータがあります(JCB調べ)。クレジットカードで支払うことによってポイント還元もあるため、現金払いよりも優位になるのが魅力。しかし、クレジットカードもたくさんの会社が発行しているため、初心者の方はなかなか選びづらいですよね。そこで、ここでは初めてクレジットカードを作る方に向けて、カードの選び方とポイントをご紹介します。
楽天やアマゾン、ロハコといった大手通販サイトもクレジットカードを発行していますので、ポイント還元を目当てにこちらを選ぶ人も多いでしょう。ただし、毎月一定額の買い物をその通販サイトで利用している、という形でなければなかなかポイントは貯まらないことは覚えておいてください。そのため、「とりあえず作っておこう」という感覚でこの手のカードを作ることはおすすめしません。今既に毎月使用している通販サイトのカードのみを作るようにしましょう。
クレジットカード会社は日本ではVISA、マスター、JCBの三社が有名ですが、外国ではJCBの取り扱いはほとんどありません。そのため、海外旅行先でも使うことを想定する場合は、VISAかマスターカードを必ず1枚、できれば両方作っておくのが理想となります。
もし通販サイトで頻繁に買い物していたり、ホテルや旅行、保険などあらゆる買い物をネットでする、という人がいたらポイントサイト発行のクレジットカードを作ることをおすすめします。有名どころでいえば「オリコモール」ですね。
利用方法はとても簡単で、ポイントサイトには数百のあらゆるジャンルのサイトが登録されているので、買い物したいサイトバナーをクリックするだけ。例えばAmazonのサイトをクリックすれば同サイトに飛ぶので、あとは通常通り買い物をすれば、Amazonとオリコの両方のポイントを得ることができます。
国内及び海外旅行好きの人ならば、「クレジットカード生活に切り替えてマイルを貯めて、無料で航空券を買いたい」と考える人も多いでしょう。しかし、マイルを貯めるのは本当に一苦労します。例えば日本から一番近い韓国の往復航空券をマイルで買うとすると、およそ1万2000~1万8000ほど必要となりますが、これは120万~180万円以上クレジットカードで買い物してやっと貯まる形となります。また、マイルは3年が有効期限(厳密には36か月)となるので、時間制限もあります。
冒頭で日本人の平均カード保有枚数は3枚とご紹介しましたが、ここで紹介したことを念頭にクレジットカードを作るのであれば、やはり妥当な数字となることが分かります。自分が贔屓にしている通販サイトやポイントサイトのカードだけではなく、自分が口座を持っている銀行カードも必要となるでしょうし、そのほか、クレジットカード会社発行のブランドカードや、人によってはイオンのようなスーパーマーケットのカード、ガソリンスタンドのカード、コンビニカード、デビットカードなども持ちたいと思うでしょう。ただし、枚数が多くなると管理が大変なので、基本は3~5枚ほどのカードを必要に応じて使い分けるようにするといいでしょう。