ecサイトを新規事業としてはじめるに当たっては、幾つかの注意点があります。もちろん商品の選別や在庫の有無などもありますが、今回紹介するのはecサイトで収益を上げる場合に必ずやっておかなければならないことです。特にはじめてサイトを運営する個人・零細企業の方は必見です。
注意点1.ecサイトの登録顧客の情報の保管場所
ecサイトの多くは会員登録を促してマイページを持ってもらい、そこに個人情報を入力してもらう仕組みを作ります。ここで入力された個人情報は、データベース上に保存されますが、やはりセキュリティ面で不安があります。おすすめは外部のショッピングサイトの個人情報取り扱いシステムを利用すること。サイト自体はワードプレスで構築しても、カート機能やマイページ機能だけはショッピングサイトのサービスを使うこともできます。
注意点2.ecサイトはモバイルフレンドリーを重要視する
ecサイトの利用者の多くはモバイルユーザー。つまりスマホから購入しています。これは自宅の隙間時間を利用して、ついついポチっと商品を購入する人が多いからです。そのため、ecサイトを運営する場合は、パソコンの画面よりも、スマホ画面をより見やすいデザイン・レイアウトとするのが重要です。あまりバナーやサイズの大きな写真を張り付けていると、スマホだけがくっと重くなってしまいがちです。そうならないためにも、常に画像の最適化はしておくといいでしょう。また、写真と文章のレイアウトもモバイルだとレイアウトが崩れてしまいがちです。こちらも一ページずつしっかりと動作確認をすることが重要です。
注意点3.ecサイトで増えるクレジットカード利用率。定期的に動作チェックを
ecサイトで購入する消費者の7割から8割はクレジットカード決済という統計があります。現在では平均して一人3枚のクレジットカードを保有している時代となりました。しかしecサイトを運営するに当たって、クレジットカード決済機能を付ける場合は、注意点もあります。
例えばワードプレスの場合はプラグインやワードプレスのバージョンを更新した際、不具合でクレジットカード決済機能が使えなくなることがあります。また、スマホの機種やメーカーによっても決済ができない不具合がよく見られますので、必ず定期的に動作の有無のチェックをするようにしてください。
ecサイトはお金をかけて育てる木。注意点を厳守しよう
ecサイトを自分で運営して芽が出れば、それだけで事業として成立するポテンシャルを秘めています。そのため、最初にある程度の初期投資はどうしても必要となります。デザインやセキュリティは出し惜しみしないのが、サイトを着々と成長させるコツとなります。