新型コロナや富士山の噴火、南海トラフ地震など、今後も日本は未曾有の危機にさらされることになります。しかし、単に怖がり、不安に陥るのではなく、日ごろから危機管理をするのが肝心です。今回ご紹介するのは、非常食の中でも「日ごろ使いができる食品」のおすすめランキングです。
日ごろから使える食品を非常食に選ぶメリットとは
日ごろから使える食品を非常食に選ぶメリットは、まず挙げられるのが「賞味期限の心配がない」ことです。非常食は往々にして賞味期限がな1年以上のものが選ばれますが、気が付いたら「もう2年も期限が過ぎてた」なんてことは誰もが経験するものです。
また、一昔前までは、カンパンのような無機質な食べ物が非常食の定番でしたが、昨今は賞味期限が長くてもおいしいものがたくさん出回るようになりました。
普段使いの食品を非常食にするなら、賞味期限は短くてもいい
昨今は富士山の大噴火や南海トラフ巨大地震の発生確率が刻々と高くなってきたのを受けて、政府はもちろん、各自治体も食料の備蓄、及び供給ラインの対策をしています。実際災害時にインフラが途絶えて、各家庭の備蓄する食料に頼ることになったとしても、およそ1週間分あれば問題ないと言われています。言い換えれば一週間後にはある程度のインフラは復旧することになります。そのため、普段から使っている食品を非常食にすることができれば、賞味期限が何年もするものは必要ないと言えます。
普段の食品を非常食にランキングTop3!
ここでご紹介するのは、普段スーパーで買う食品の中でも、緊急時に非常食としてそのまま活用することができるものをランキング形式にしてみました。もし「この食品は普段買ってない」という食品があれば、是非これから使ってみてはいかがでしょうか。
ランキングTop3 実は非常食として優秀な食品「乾燥パスタ」
欧米の主食であるパスタですが、日本でも大分昔から浸透していて、週に1度か2度は絶対に食べてる、という人も少なくありません。もしかすると意外かもしれませんが、パスタの賞味期限は3年から3年半と言われていて、普段使いの食品を非常食にする際に非常におすすめの食材です。
パスタだけでは茹でても味はしませんが、オリーブオイルと塩、刻み唐辛子を入れるだけでペペロンチーノが作れる手軽さがありますし、トマト缶とコンソメパウダーと砂糖を煮詰めるだけでトマトソースができます。また、パスタといっても種類は非常に多いので、いろいろな形のパスタを買っておくと、非常食としても飽きが来ません。
ランキングTop2 非常食として昔から重宝される食品「チーズ」
日本人も普段からチーズはいろいろな種類を買い置きしている、という西洋食志向の方も増えてきましたね。チーズの賞味期限は半年から1年で、しかも元々発酵していて乳酸菌も多く含まれているので、仮に見た目が青く、カビが生えていたとしても、その部分だけ削って残りを食べることができます。
チーズは加工されたプロセスチーズとナチュラルチーズがあり、前者の方が賞味期限は長く設定されますが、自分の口に合う種類を選ぶのが大切です。チーズはそのまま食べても美味しいですし、溶かして料理の食材に使うこともできますし、スイーツづくりにも活躍してくれます。腹持ちもいいので、普段から業務用の大きなサイズを自宅に置いておくといいでしょう。
ランキングTop1 非常食だけど健康にいい食品の王様「蜂蜜」
蜂蜜は人類最古から近現代のいまに至るまで、その姿や味をほとんど変えない食品として知られています。かの有名なクレオパトラも美と健康のために蜂蜜を飲んでいたと言われているほど。蜂蜜はパーフェクト食品として知られ、栄養はもちろん、腹持ちがよく、生食、料理にも使うことができ、さらに糖質もしっかりと取れるので非常食におすすめ。非常食として砂糖を備蓄する人もいますが、その代わりに蜂蜜を数キロ用意しておくのはいかがでしょうか
ちなみに蜂蜜は「非加熱の純粋はちみつ」、「純粋はちみつ」、「精製はちみつ」があります。非加熱と純粋はちみつの賞味期限はともに2年で、精製はちみつは1年に設定されています。ただし未開封で空気を通さない容器に保存している場合、蜂蜜内で菌が繁殖しないため何十年経っても食べることができるという理論もあります。非加熱の純粋はちみつは、日本では滅多に見かけませんが、豊富な栄養が蓄えられているため、もし見つけたら即買いがおすすめ。
日ごろの食品を非常食にすれば、災害時も安心して生活できる
今回ご紹介したように、日ごろ使いができるような食品を非常食として選べば、あとは補助的に缶詰や水を補充するだけで一週間は乗り切ることができるはずです。これを機会に自分が備蓄している非常食を今一度見直してみてはいかがでしょうか。賞味期限が切れているものがあれば、是非明日から非常食の種類を普段から使っているものに切り替えてみてください。