最近よく耳にするジェンダーレス。男女の区別をしない素敵なメイクやファッションを楽しんでいるジェンダーレスな有名人も多くなっているのではないでしょうか。今は華やかにテレビに映っていますが、葛藤した時期もあった。そんなジェンダーレスな有名人を調べました。
Matt
元プロ野球選手、桑田真澄さんの息子であるMattさん。
Matt化という言葉が有名で、今ではすっかり馴染んできましたが最初の頃は驚きが大きかったです。
Mattさんがメイクや美に目覚めたのは、中学生の頃のビストロSMAP収録時のこと。Mattさんご本人の出演ではなくお父様である桑田真澄さんが出演された時に収録について行かれたそうです。
その時に中居正広さんがドーランを塗っているのを見たのがきっかけで美に目覚めました。
また、Mattさんはメイクに詳しい田中みな実さんの回のグータンヌーボ2にも出演されました。
化粧品を入れた大きなメイクボックスを持参したMattさんに田中みな実さんは大興奮。
この回はジェンダーレスやそうでなくてもメイク好きな方にとても参考になったのではないでしょうか。
Mattさん使用メイクアイテム
- 化粧下地/ペリペラミルクブラークリーム
- ファンデーション/エチュードハウス
- メイク落とし/ビオレうるおいクレンジングリキッド
メイク落としですが、デパコスなどを使用されているかと思っていましたがビオレだと知り、とても親近感が湧きました。
氷川きよし
演歌界のプリンス氷川きよしさん。
2019年にデビュー20周年を迎えた時「大丈夫/最上の船頭」を熱唱しました。
その時の衣装が黒いシースルーに身を包みショートパンツを履き、黒いネイルに黒いロングブーツ。以前の氷川きよしさんを知っている人は皆さん驚かれますよね。
氷川きよしさんは、求められる演歌の男性らしさと、自分が本当に好きなことが違いとても悩んだそうです。
ですが、お母様の「自分らしく」という言葉に勇気をもらったこともあり、カミングアウトをするきっかけとなりました。
幼少期にはオカマなどと言われいじめられた過去もあるとか。
男性演歌歌手として活動されている時期は、モヤモヤとした歯がゆい気持ちでいたのだと思うと、今はとても清々しいお顔をされているように感じます。
中山咲月
「ピチレモン」というファッション雑誌の専属モデルをされていた中山咲月さん22歳。中性的でミステリアスな雰囲気が同世代の女性からうけていました。
また「中学聖日記」では、吉田羊さんとのキスシーンがSNSなどで話題となりました。
スカートが好きではない自分に違和感を抱いたり、制服のスカートには抵抗を感じていたそうです。
ですがある時、韓国のKiteさんというメンズライクなモデルを知り、「この人のようになりたい」と思ったのをきっかけに、今の中山咲月さんの雰囲気ができてきました。
ピチレモン時代に抱いたスカートへの違和感が無ければ本当に好きな服に気づくことができなかったのでその時代は貴重な体験になったようです。
また、今ではXspadaという自身のブランドを立ち上げ、SNSなどでも中山咲月さんご本人が着用した写真を投稿したりしています。
中山咲月さんの好きな色は「黒」だそうで、Xspadaの商品もモノトーンの商品が多い印象です。
井手上漠
2018年11月26日のジュノンスーパーボーイコンテストでDDセルフプロデュース賞を受賞した井手上漠さん。
ジュノンスーパーボーイコンテストに応募するきっかけは「町のお医者さんに薦められて」だそうです。
子供の頃から家でお人形遊びをするのが好きでした。
小学校高学年の頃から、男の子と女の子、どちらにも見える見た目のせいで気持ち悪いと言われ傷ついた経験があり、男の子に見せようと葛藤していた時期があったそうです。
そんなつらい時期を乗り越えるきっかけになったのがお母さんの言葉「人間は何をしても誰かに何かを言われる。それを気にしていたら生きていけない。漠はそのままでいいんだよ。」
その言葉をかけてもらってから、何を言われても気にしないように過ごしていたそうです。
また、中学3年生の弁論文の宿題では自分のことを書きました。
その弁論文は宿題で出した後、弁論大会全国2位にまで上り詰めました!
そういった「伝える」ことをきっかけに、今まで避けられてきた男子とも仲良くなれたそうです。
周りの目を気にして悔しく思い、今では「私は男性だけどメイクする」という自分の基準を作りました。
まとめ
ジェンダーレスな有名人、共通して言えるのは葛藤した過去があったこと。
幼少期に自分の性別に伴わない趣味思考で悩み、友人にいじめられ、親の言葉で自分を切り開く。
強くないとできません。傷つき悩んだからこそ人を思いやれる優しい人が多いのではないかと思います。
個人の個性を大事にすることを彼らは教えてくれているような気がします。