2020年10月26日に、App Annie Japanは、Z世代のモバイル利用動向に関するレポートを公開したことを発表しました。
Z世代にとってモバイルは、共に成長を遂げてきたと言ってよいほどに欠かせないものとなっています。
現にZ世代の98%はスマートフォンを所有しているとの調査報告が出ています。
いま現在、ゲーム系、便利系、ショッピング系・・・などさまざまなアプリが日々開発されています。
Z世代の彼らはゲーム系アプリよりも非ゲーム系アプリに時間を費やす傾向にあります。
彼らにとってスマホアプリとはどういったものなのでしょうか。
非ゲームでのランキングは1~4位がSNS
一昔前まではアプリといえばゲーム!といった感じで「パズドラ」や「ツムツム」といったスマホゲームは爆発的な人気を集め、みんな夢中でゲームを楽しんでいました。
しかしどうやら今の若者世代のアプリ事情は一昔前までとは異なるようです。
今現在「LINE」「Twitter」「Instagram」「TikTok」この4つが非ゲームアプリの人気ランキング上位を占めています(App Annie調査)
ここ最近ではコロナの影響を受け、オンラインで人との繋がりを持てるSNSアプリはニーズがより一層高まり急激な成長を遂げてきました。
Z世代の彼らは子どもの頃から常にモバイルと共に生活する環境にあったために、SNSをサクサク使いこなしオンライン上でのコミュニケーションが得意です。
彼らは他の世代に比べて非ゲームアプリのエンゲージメントが高いことがApp Annie調査で認められました。
つまり彼らにとってアプリとは、ゲームを楽しむことよりも人と繋がるツールとして認識されているものが多くあるようです。
そのほかにも買い物だったり、銀行までもがアプリで利用できるようになっている時代です。
Z世代にとってスマホアプリとはゲームを楽しむものではなく、人と繋がるものであり、なおかつ便利で効率的なものとして活用されているようですね。
SNSはビジュアル重視
今となっては老舗となってしまったFacebookですが、2014~2015年当時の調査では10代の71%がFacebookを利用しており、Instagramは52%が利用しているとの調査報告がでていました。
しかし最新の調査では10代のFacebookの利用者は52%と約半分にまで減少しています。
そしてInstagramは72%にまで上昇していました。なかでもYouTubeにおいては82%が利用しているとのことで、それに比べると現在のFacebook利用者の数字はとても低くなっていることがわかります。(Pew Research Center調査)
この調査結果から、Z1世代ではテキストよりも写真や動画、画像などを使い自由に表現できるビジュアルコンテンツに注目していることが考えられます。
フォローしたりフォロワーを増やしたりすることがとても得意であり、SNSを通して人と繋がりを持つことは今や日常的なことであり、オンライン上でする言葉のやり取りは、リアルに会った人と挨拶を交わすことのように自然なことです。
「いいね」が無かった世界を彼らは知らないので、自分の気に入った投稿に対して「いいね」を送ったり「お気に入り」に追加したりすることはごく自然な流れであり彼らの簡単なコミュニケーションツールだといえます。
便利で効率的なアプリを使いこなせる
現在はさまざまなアプリがあり何をインストールしたら良いのか悩みますが、彼らはデジタルの世界で生きてきたので、モバイルに強くアプリ事情にも詳しいです。
よって彼らは無駄なものは入れずスマートに必要なものだけを選び使いこなせる能力があります。
例えば、ショッピングにしても今はメルカリだったりAmazonであったり、オンライン上でさまざまなショッピング方法がありますが、ショップによって値段を比べたり、同じ物でもどちらがお得になっているか、実際にお店を見て回るよりも効率的にお目当ての商品を探し出すことができます。
彼らはスマホでオンラインショッピングが自然にできる時代を生きているのでオンラインショッピングは日常的なことでありショッピング系のアプリも必須アプリと言ってよいと思います。
Z世代にとってスマホアプリとは
これからさらなるデジタル化が進んでいく中で、アプリ界はどんどん飛躍していくことが考えられます。
Z世代の彼らにとってスマホアプリとは、ゲームができるものといった認識ではなく、日常生活を送る上での必需品となっているという事がわかりました。
人との繋がりもSNSアプリがあれば保てることができるのです。
彼らはオンライン上でさまざまな地域の人たちと繋がりを持ち、さらに視野を広げていけることでしょう。
そしてこれからもどんどん新しいSNSや便利なアプリが生まれてくることにより、オンライン世界の活性化はさらなる成長と遂げると推測されます。。
すべてをスマホ一本で解決できるといった時代がまさに今、訪れようとしています。
Z世代の人に「ちょっと携帯取って。」と言うと「スマホね。」と返されました(笑)
筆者は、スマホは携帯電話ではなかったのだとその時初めて知りました。
しかしそれはZ世代の彼らにとってはごく当たり前のことだったのです。
携帯電話は移動しながら通話が可能なもので、スマートフォンは通話機能がプラスされている小さいパソコンといった感じでしょうか。
とにかく取り扱い説明書などなくてもサクサク作業を進めていける彼らの姿には圧巻です。
デジタル世代と言われているZ世代の彼らはスマホを通して、リアルな時代からさらなるオンラインの時代へと繋いでいってくれることでしょう。