コロナ禍で仕事や学校、生活の環境が変わり、先行きが不透明な中で目的を失い不安を抱えながら生活している人たちが増えているようです。
当たり前だった「人と人の対面でのやり取り」が消え、ヒトを五感で感じ、繋がりを確かめる機会も激減しています。
この不安や心配といった「沈んだ気持ち」「落ち着かない感情」を自分自身で整える方法があるので、4つほど紹介させていただきます。
参考にしてみてください。
「もう1人の自分」で自分を客観視する
気持ちが沈んでいると「早く元気にならないと!」と、自分に言い聞かせたり、緊張や不安で落ち着かないときは「落ち着けー落ち着けー」と言い聞かせることが多いと思います。
言い聞かせれば言い聞かせるほど、悪化してしまうのが不思議なところですね。
こんなときは「もう1人の自分」を自分の外側に作って、その「もう1人の自分」から自分自身を眺めてみましょう。
「あ、今の自分てこんな状態になっているのか…」という風に自分を客観視するだけで、ふっと視野が開けます。
そして、そんな自分に適した言葉を投げかけて、この状態から抜けることができるでしょう。
カラダを動かす
歩いたり、走ったり、ヨガをしたり、好きなスポーツをしたり。
最近は筋トレも流行っていますね。
カラダを動かすと脳と視界が動いて刺激が加わるので、スッと感情や気持ちが切り替わる作用があります。
また、カラダを動かしている間、そして動かし終えたあと、今までインプットされている情報も整理されていく感覚を味わえると思います。
汗も出るので、体内の余分なものが吐き出されるようなスッキリ感も得られますね。
ほんの数分でも、カラダを動かすことだけに集中してみる時間を作ってみてください。
思いっきり落ち込んでみる
普通は、沈んで暗い気持ちからは早く抜け出そうとしたり、見過ごそうとするものです。
早く忘れたいと思うイヤなものですが、これにあえてどっぷり浸かってみしょう。
沈んだ気分、暗い気持ち、不安な気持ちに思いっきりなって、そのままどんどん沈む。
すると不思議なことに、ふとしたタイミングで気持ちの切り替えが起き、「ま、しょうがないか!」と前に進む感情が湧き上がってきますよ。
人に話して、ただ、受け取ってもらう
誰かに話すことでスッキリした、体内に詰まっていたものを吐き出せた経験はひとつふたつあると思います。
ここで紹介したのは、聞き手側にポイントがあります。
「ただ、ただ、聴く。受け取る。」
大したことないって!元気出しな!私だったらこうするなーといった、聞き手側の尺度での判断は入れず、相づちとうなずきに徹していただく。
このような状態で聞いてもらうと、話している側も話しながら内省を深めていくので、話しているうちに自分で解消していくことができます。
聞き手側の心がけについては、こちらのブログに詳細を書いています。
最後に
自分でできる気持ちの整え方、4つの方法を紹介してみました。
まず試してみると、自分にとって適した方法が見つかるはずです。
そして続けていくと、周りの環境や評価に左右されず、自分軸で生きれる人へ成長していけると思います。
ちなみに、これらを試していてもなかなか気持ちが整わないときは、カウンセリングやコーチングを受け、サポートを得ながら前へ進んでいくこと手段もあります。
コーチングについては、こちらのWEBサイトで紹介していますのでご興味あればご覧ください。
自分軸を見つけるコーチング