ゾッとする雑学、知らなければよかった雑学を知ろうとするのも人の持つ本能です。「知的欲求を満たすことで、人は多大な喜びを享受する」とレオナルドダヴィンチも言っています。そこで、今回は知らなきゃよかった雑学を3つほどご紹介します。
医学の進歩は日進月歩で、ほんの数十年前とは比較にならないほど進歩しています。しかし、人類史上最も長生きしたのは1997年に死去したフランス人女性のジャンヌ・カルマンさん。年齢は122歳でした。それから20年以上の歳月を経ているにも関わらず、いまだ更新はされていません。これは人の細胞分裂は人生で50~60回ほどと決められていて、個体差はあっても大きく変わることがなく、細胞分裂を終えた細胞は死に、それは人の死に繋がることが分かっています。この細胞分裂の回数はヘイフリット限界と呼ばれています。
1件の重大な事故には、29の未遂を含む軽微な事故と300のひやり、はっ!とする事柄が発生している、という「ハインリッヒの法則」と呼ばれる理論をご存知ですか。例えば殺人を犯す者は、実行した重大な犯罪の前に、29の何かしらの周囲が気づく問題を起こしている可能性があるということです。また、例えば住宅の火災に関しても、実際火事が発生する前に、何かしらの29の予兆があったと考えることもできます。ちなみにこのハインリッヒの法則は労働現場の注意事項、規定などにも利用されています。
もしかすると、2042年から2105年の間に、とある隕石が地球に衝突するかもしれません。この小惑星は2004年に発見された「アポフィス」。発見当初の予想では、2029年に地球に衝突する可能性が示唆され、その確率はなんと42分1という計算がでたことで、当時は日本でもニュースになったほどです。このアポフィスはおよそ510メガトンの破壊力を持っていて、これは広島原爆のおよそ2万5000個に相当するもの。人類が滅亡するほどではないにしても、ニューヨークや東京といった大都市に落ちると、半径60km以上に渡って無生物地帯となるほどの威力を持っています。その後再度計算したところ、2029年に落ちることはなくなりましたが、2042年から2105年の間におよそ17回ほど衝突の危機を迎えることが分かり、いまでも議論されています。
いかがでしたか。どれも漠然としていて、なかなか具体的なイメージが湧かないかもしれませんね。中には知らなきゃよかったと思うこともあるかもしれませんが、それでも知った分だけ知識として蓄えることができます。ここで紹介した3つの雑学のいずれかに興味を持った方は、是非さらに調べてみて、知的欲求を満たしてください。