都心に暮らす人であれば、憧れの高級タワーマンション。およそ4000~5000万円以上の価格帯のマンションを高級と呼ぶのが一般的で、年収は800万円くらいの人が無理なくローンを組むことができます。しかし、人生で一番高い買い物だからこそ、マンション選びは慎重に行わなければなりません。そこで、今回は高級マンションの選び方で知ってほしい立地及び生活環境に関してご紹介します。
都心ではもうほとんど見かけなくなりましたが、都心の隣町や観光地では時折見かける新興住宅街。大型ショッピングモールを中心とした街づくりがされていて、その周辺に高級マンションなどが建ち並ぶ住宅エリア。パンフレットやウェブサイトで町作りの構想を見ると、利便性に優れてリゾート感があるため、売り出しはじめは人気があります。しかし、新興住宅地は完成するまでに十数年という長い年月がかかり、その間至るところで住宅が建築されます。長い間騒音に悩まされることになるので、まだ未完成の新興住宅街のマンション購入はおすすめしません。
高級マンションになると、マンション内にプールやフィットネスジム、BBQ場や芝生の公園、カフェテラスなどが併設しているのも普通です。しかし、これらを頻繁に利用していると、必ず顔見知りになってご近所付き合いが発生します。もちろんそれが好きなのであれば構わないのですが、高級マンションの居住者の年収はピンキリとなりますので、自分よりも何倍も収入が多い人と友人になってしまうと、「明日家族一緒に焼肉食べに行こうよ」と叙々苑に連れて行かれるかもしれません。
高級マンションの中には、川辺に建つリバービューを売りにしているところや、丘の上に佇むマンションなど、いわゆる周辺の“雰囲気”をPRしているところも多くあります。しかし、これらは実は住むには意外と不便なことに気づきます。「あ、豆腐忘れたから買いに行かなきゃ」とコンビニまで車で10分走らせるような立地環境では、せっかくの高級マンションも残念な生活となってしまいます。高級マンションを選ぶ場合、どうしても周辺がロマンティックな風景に憧れてしまいがちですが、実際住むのであれば近くに繁華街があると非常に生活が楽しくなります。
数年しか暮らすつもりがないのであれば、設備や間取りを中心に選んでもいいのですが、数十年と住み続けることを想定するのであれば、現実的に考えて学校や公共施設、繁華街が近くにあることに越したことはありません。高級マンションの売り出しにはどの不動産会社もカタログ製作に多額の予算をかけているので、マンションや設備、部屋の見た目はどれも文句がありません。しかし、それに惑わされないよう、しっかりと外の世界にも目を向けて選んでください。