梅雨の時期になるとよく現れるカタツムリ。うずまきの殻を背負いゆっくり動く姿は可愛らしいですよね。
そんな梅雨の風物詩であるカタツムリは、意外な場所から卵を産むんです。
今回は雑学を深掘り!カタツムリの意外な生態について紹介していきます!それではさっそく見ていきましょう!
カタツムリの繁殖事情にかなり驚愕!
雨の時期によく見かけるカタツムリですが、大人でもサイズはかなり小さいです。よく気にかけてみないと見つけられないですよね。ましてやカタツムリの卵なんて、見たことがある人はかなり少ないでしょう。
カタツムリの卵は約3mmほど、かなり極小ですよね。そんなカタツムリの卵、実はカタツムリの意外な場所から生まれてくるのです。
どんな場所から生まれてくるのか気になりますよね?知ればきっと驚きますよ。
カタツムリの卵は首から生まれてくる!?
カタツムリの卵は首の横から生まれてきます。一般的には尾部分から卵を産む動物が多いので、かなり意外な場所ですよね。
実はカタツムリの生殖器は首部分にあり、そこから卵を産むんです!探してみると動画を発見しました。
本当に卵を首から産んでいますよね・・・。体の構造が気になるところです。
カタツムリはメスでありオス!
実はカタツムリは雌雄同体の動物です。1匹でオスの繁殖機能・メスの繁殖機能どちらももっています。
2匹で交尾をした後は、2匹どちらとも卵を産むそうですよ!まさに1匹でも、メスでありオス!繁殖するための貴重な機能ですね。
ちなみに1匹で交尾をし、卵を産むこともあるようですがかなり稀なようです。雌雄同体の動物は他にも、ミミズやアメフラシなどがいます。
のろまなカタツムリは産卵もゆっくり!
カタツムリがゆっくりと動く動物というのは有名ですよね。時速は48mほどで、かなりゆっくりです。
そんなカタツムリ、産卵もかなりゆっくりなんですよ。カタツムリが1回で産む卵の数は最大で約60個!
しかし1個を産むのに10分前後かかります。簡単に計算しても10時間かかる計算です。考えるだけで、かなり大変そうですよね。
ちなみにカタツムリの種類によっては卵を体内で孵化させることもあるそうですよ!それでも生まれてくるのは首元なんでしょうね・・・。
カタツムリの卵、どこを探せば見つかる?
カタツムリの卵はどこを探せば見つかるか気になりますよね?
カタツムリが卵を産む時期は5〜7月の雨季の時期が多いようです。卵は天敵の目にとまらぬよう、木の根元などの土の中にあります。
親カタツムリは2時間ほど時間をかけて土を掘り、卵を産むんですよ。卵はかなりデリケートなので採取の時は丁重に扱う必要があります。
卵が孵化するポイントとは?
卵はデリケートなのでいくつか孵化するためのポイントがあります。まず親カタツムリから離し、卵は別にしておきましょう。
また卵は適度な湿気を好みます。適度に湿度を与えて、暗い場所で孵化させるのがオススメです。
成功すると乳白色の卵は茶色を帯びてきます。およそ1ヶ月ほどで卵が孵化しますよ!
検索すると孵化させる人がかなりいます!
赤ちゃんにもしっかり殻がついている!
カタツムリの赤ちゃんは卵から出てきた時点で、殻を背負っています!ナメクジのようにない状態で生まれてくると思いきやビックリですよね。
生まれた時点で背負っていて、カタツムリと共に大きくなっていきます。ヤドカリのように殻から殻へ引っ越しするようなことはありません。
実はカタツムリの背中のうずまきの殻は体の一部で、内臓などが詰まっているんですよ。殻がとれると死んでしまうので注意してくださいね。
カタツムリ飼育に最適な環境は?
近年カタツムリを飼育し、繁殖させる人が増えています。たしかにゆっくり動くスローな姿は見ていて癒されますよね。カタツムリの飼育に最適な環境はどんな環境なのか調べました。
飼育にぜひ役立ててくださいね。
カタツムリに必要な環境とは?
まずはカタツムリに必要な環境を整えましょう。ホームセンターなどで簡単に準備することができます。
【飼育ケース】
まずは飼育ケースです。飼育ケースはプラスチックや水槽などなんでも構いません。
しかし脱走防止のためフタを用意しましょう。特にカタツムリは小さく、荒い網目は簡単にすり抜けられるので、網目でフタをする時は注意してくださいね。
【落ち葉・小枝・石など】
カタツムリが隠れ家にできるような落ち葉や小枝などを用意しましょう。自然に近い環境を作ることで、カタツムリのストレスを軽減することができます。
【霧吹き】
湿気を好むカタツムリは、非常に乾燥に弱いです。1日に1~2回ほど霧吹きで湿度調整してあげましょう。
ただし過度にしてしまうとカビの原因や落ち葉や枝の腐敗にもつながります。雨季の湿度が高い時期は少なめに、冬の乾燥時期は多めに調整しないといけません。
カタツムリは何を食べるの?
カタツムリは草食動物です。レタスやキャベツなどの葉物野菜を好んでよく食べます。基本的には料理で出る、ニンジンの皮やきゅうりの切れ端などで大丈夫です。
「カタツムリの餌」などを改めて買う必要はないですね。
またカタツムリの殻はカルシウムでできています。カルシウム補給のために鶏卵の殻などを与えると良いでしょう。
カタツムリ飼育で注意すべき点とは?
カタツムリは多くの寄生虫を持っています。中には有害なものも数多く寄生していて体内に入ると大変危険です。
カタツムリを扱ったあとは必ず、手を洗い消毒をしてください。
また手に傷がある場合は、手袋をするなどの工夫が必要です。
まとめ
今回はカタツムリの意外な生態について紹介しました。首から産卵するなんてビックリですよね。
また雌雄同体なんて、生命の神秘を感じます。癒しついでに、カタツムリを産卵させて孵化を間近で観察するのもきっと面白いでしょう。
ぜひ興味を持った方は飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?