会社の職場で毎朝の朝礼でスピーチを持ち回りでするところは多くありますね。特に営業職のような顧客との商談ありきの部署によく見られます。そこで、今回は仕事場でつかえるスピーチの考え方やネタをご紹介します。
朝礼のスピーチネタも仕事の一部。前日にしっかりと考える
職場における朝礼のスピーチは、単なる時間潰しや眠気覚ましではなく、5分程度の短いスピーチでどれだけ要点をまとめて、聞く人を惹きつけることができるかどうかが目的となります。そのため、その場で思いついた付け焼刃のネタ・話題ではなく、前日にスピーチのネタはしっかりと吟味して決めるようにしましょう。スピーチを披露する朝礼では自分を評価する上司も立ち会っていることを肝に銘じておきましょう。
仕事における朝礼のスピーチネタ。考え方と調べ方
仕事における朝礼のスピーチネタとなるテーマは、多くの場合は指定されていないので、自分の趣味や週末の出来事など自由に決めることができます。しかし、上述したようにあくまでも仕事の一環となるので、仕事から大きく外れるテーマは避けるといいでしょう。また、スピーチのネタはネットで簡単に収集することができます。
ポイントとしては、自分が仕事をしている別の業界のネタを探してみることです。そして、上司の意向を組むのであれば、業界の中での異端児や新しいビジネスモデル、競合との差別化などに焦点をおいてみるのはいかがでしょうか。もっと簡単なのは、最近報道されたニュースをまとめて、自分なりの見解を挿し込んでみるだけでも朝礼のスピーチネタとしてしっかりと完成したものとなるはずです。
新型コロナに関連した「ニューノーマル」をスピーチネタに
新型コロナに関連したネタの一つ「ニューノーマル」。ニューノーマルとは、新しいライフスタイルを指し、例えばテレワークもそうですし、2010年頃から増えてきたフリーランスやノマドもその1つ。昨今はデジタルノマドと呼ばれるフリーランスが増加しており、パソコン1つで日本のどこでも移住することができますし、海外居住も可能です。そのニューノーマルを朝礼のネタに抱え、仕事と絡めて自分なりの考え方や、今後の動向などをスピーチしてみてはいかがでしょうか。
仕事の朝礼としては文句のつけようがないスピーチネタ「ヤマダ電機とビックカメラ」
日本の大手家電量販店として市場に君臨する「ヤマダ電機」と「ビックカメラ」。長らくビックカメラが拠点としていた池袋は、言うなればビックカメラのおひざ元となりますが、その池袋にヤマダ電機が本店として乗り込んだのが2007年。これは家電業界だけではなく、あらゆる業界にとって激震でした。しかし、ヤマダ電機は周知の通り、池袋でも不動の地位を築くことができ、これはビジネス業界における「競合への殴り込み」として大きな賛辞がおくられました。朝礼のテーマとしては仕事の結びつきがとても強いですし、いかにも上司が喜びそうなネタではないでしょうか。
実はトトロは赤字続きだった!堅苦しくない朝礼スピーチネタに「ジブリ」はいかが?
ジブリといえば、初期作品の「となりのトトロ」や「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」などを好きという人もいまだに多いことでしょう。しかし、実はこれらの作品の映画における興行収入はすべて赤字。とりわけ、となりのトトロは火垂るの墓との2本立てでしたので、それを鑑みたら大ゴケといってもいいでしょう。しかし、その後は日テレや電通、博報堂などスポンサーや広告マーケティングをしっかりと行ったため、魔女の宅急便で盛り返し、紅の豚で日本興行記録を更新しました。そして、もののけ姫では電通を味方に付けて、当初の目標である60億を大きく超えて193億円を記録しました。いくら宮崎駿といっても、やはり「描きたいものを描く」だけではビジネスでは成功しなかった様子を、朝礼にて自分の見解を交えて説明してみるのはいかがでしょうか。
仕事のテーマと外れてもよし。朝礼のスピーチのネタ作りで大切なこと
朝礼のスピーチのネタ作りで大切なことは、「起承転結」です。朝礼のスピーチはおよそ5~7分程度の短い時間なので、その中でプレゼンテーションをしなければなりません。ネタの中で、どの部分を最も強調したいのか、その強調したい部分を聞く人に驚いてもらうためには、どのように話を展開すればいいのか。そして最後のまとめ。これらを意識してテーマを探すのであれば、仕事からかけ離れていても問題はないでしょう。是非スピーチのネタ探しの参考にしてみてください。