朝礼のスピーチ、苦手な人も多いですよね。「何を話していいかわからない。」「退屈にされたらどうしよう。」そう考えてしまうのはあなただけではありません。
せっかくスピーチをするのならちゃんと聞いて欲しいし、説教臭くない聞き手のモチベーションがあがるものにしたいですよね。
そこで今回は「朝礼スピーチで意識すべき5つのこと」について詳しく解説していきます。この5つを意識するだけで、聞き手にあなたの伝えたいことがしっかり伝わるでしょう。
またスピーチだけでなく、プレゼンテーションなどにもこの方法は使えます!それではさっそく見ていきましょう。
スピーチの最適な時間は約3分。
スピーチの最適な時間は約3分と言われています。昔学校で行われる集会で、校長先生のスピーチなどを聞く機会がありましたよね。「つまらない」「早く終わらないかな」なんて思ったのではないでしょうか。
実はスピーチは一定時間を過ぎてしまうと、話している内容が入ってこない・退屈に感じてしまうのです。せっかく伝えたいことを盛りだくさん詰め込んで、価値のあるいい内容にしても話す時間が長く退屈に思われてしまっては意味がありません。
スピーチは2分半から長くても3分半にまとめるのがベストでしょう。
最初の7秒でつかみは決まる。
スピーチで聞き手の気を引くためには、最初の7秒が肝心です。7秒は長いようで短いですよね。前振りや、長い挨拶をしているとあっという間に過ぎてしまいます。
聞き手は無意識にこの7秒で、あなたの話が面白いか・つまらないか判断をしているのです。しかし逆をいえば、最初の7秒間にスピーチの1番のインパクトを言ってしまえば、聞き手はあなたのスピーチに引き込まれます。
「突然ですが、私昨日大失敗をしてしまったんですよね。」最初にオチを言ってしまう。「みなさん、うなぎには刺身がない理由を知っていますか?」質問を投げかけて考えさせるなどの手法があります。
ぜひこの最初の7秒間は本題と同じくらい意識して考えてみてください。
要点は詰め込まない。
価値のあるスピーチを意識し過ぎて、要点をたくさん詰め込んでいませんか?実はそれ、逆効果です。あれも・これもとたくさん要点を詰め込んでしまうと、聞き手は混乱してしまいます。「結局何がいいたいの?」とならないために、要点は一つに絞り込みましょう。
絞り込むことでスピーチが終わったあと、聞き手の印象に残りやすくなります。どうしても伝えたい要点が複数ある場合は、最初と最後に補足を入れることをおすすめします。
「本日のスピーチは2点みなさんにお伝えしたいことがあります。」最初の補足。「今日話をした〇〇と〇〇の2点を忘れずに、今日も1日がんばりましょう!」最後の補足。最初に補足を入れることで、聞き手が要点を意識して聞いてくれます。
また最後の補足がまとめの役割を果たしてくれるので、聞き手の記憶に残りやすくなりますよ。
共感を意識して
スピーチの本文となる部分には「共感」を取り入れましょう。共感とは聞き手に「わかる!」と思ってもらえることです。
共感を取り入れていないスピーチや注意喚起などは、退屈を感じさせるだけでなく、説教じみた内容になってしまったり、聞き手に理解してもらえなかったりします。
「〇〇はほんとに大事なんです!僕は〇〇を1日も欠かしたことがありません!」と一方的な伝え方をするよりも、「僕も初めはすごく嫌だったんです。だってめんどくさいじゃないですか。でもこういう経験をしてきて〇〇って大事だなあって身に染みて思いました。」と話した方が共感や親近感を感じられますよね。
聞き手がどう思っているか、考えることで自然と共感内容は見えてきますよ。
ストーリー性を加える。
スピーチにストーリー性を加えることで、一気にスピーチに説得性と重みが加わります。「どうしてこれが大事なのか」「どうしてこれはダメなのか」あなたの経験や失敗談を取り入れることで、聞き手を引き込んでくれるだけでなく、記憶に残りやすくなります。
3部構成でストーリーを加えていきましょう。
- 序論・・・スピーチで伝えたいこと。
- 本論・・・伝えたいことの具体的な話。経験談・失敗談など。
- 結論・・・最終的にどう思ったのか・何が起こったのかなどのオチ。
3部に分けるとスピーチが組み立てやすくなりますね。これでスピーチが一気に伝わりやすくなります。
人前で話すのが苦手な人のためのおすすめ書籍3選
朝礼やスピーチは「人前で話をする練習の場」なのです。職業によってはお客様を相手にしなければいけない会社や、取引先とプレゼンテーションをしなければいけない会社もあります。
とはいえ「人前で話す自信がない」「スピーチはやっぱり苦手」そんな方も多いですよね。そんな方のためにおすすめの書籍を3つご紹介しますね。
【人付き合いが楽になる!誰とでも信頼関係が築ける!『超雑談力』】
【人に好かれる話し方のコツ。『人は話し方が9割』】
【「気弱な人」の失敗しない話し方】
まとめ
今回は「朝礼スピーチで意識すべき5つのこと」について紹介しました。人前で話をする・スピーチをすることは、会社に勤めていると避けて通れませんよね。
しかしスピーチが苦手な人はあなただけではありません。みんな緊張するし、だれだって失敗は怖いものです。
周りの人も同じなんだと思えば、少しでも気持ちが軽くなるのではないでしょうか?