「朝礼のスピーチ」と聞いて、おっくうな気持ちになる人は多いのではないでしょうか?退屈・長い・つまらないというイメージが強いスピーチ。
また反対にスピーチの順番が回ってきたときは、内容を考えたりしないと気持ちが重くなります。一生懸命考えたスピーチでも退屈に思われたり、あくびなんかされた日には落ち込んでしまいますよね。
今回は退屈と思われないスピーチの作り方をご紹介します。思わず「クスッ」と笑いが溢れる楽しいスピーチを作っていきましょう。
退屈しないスピーチのコツとは?
まずはじめに退屈しないスピーチのコツを見ていきましょう。頑張って考えたスピーチ、退屈だなんて思われたくないですよね?
しかし以下の点を意識して考えれば、スピーチの構成はバッチリです。
長くしすぎない!
退屈と思われる要因は長さです。なかなか終わらないスピーチは誰でも退屈に感じてしまうもの。スピーチは3分〜4分前後で完結させるのが理想的だと言われています。
またそれ以上長くなる場合は、最初に時間を伝えるのが◎です。「5〜6分ほど話したいと思います。」など伝えることで相手側も時間を意識して聞いてくれるのでぜひ試してください。それ以上話が伸びてしまうのはNGです。
要点をまとめ簡潔に!
まずはスピーチのテーマを絞りましょう。あれもこれもとテーマを決めずに伝えたいことを思いのままに話してしまうと、時間も当然長くなってしまいます。
また実際に伝えたい要点が相手に伝わりません。「結局この人は何を伝えたかったのか?」と疑問に思うスピーチは相手を退屈にさせてしまいます。大事なのはテーマを絞り要点を簡潔に伝えることです。
起承転結を意識して!
テーマが決まったら、起承転結を意識して構成を練っていきましょう。起承転結とはストーリーや文章構成に用いられる基本的な考え方です。順番に中身を見ていきましょう。
- 起・・・前置き、状況などの説明(テーマを伝える)
- 承・・・テーマの内容を発展させる
- 転・・・発展させたストーリーを変化させる(映画などでは盛り上がる部分を示す)
- 結・・・変化したあとのストーリーの結果(オチ)
またスピーチにとって「結」の部分は非常に大切なものです。朝礼スピーチは1日のスタートでもあるので、ポジティブでモチベーションが上がるようなまとめ方をするのが◎ですね。
ユーモアを取り入れる!
スピーチの中にぜひ、ユーモアを取り込んでみましょう。思わず「クスッ」と笑みが溢れるそんなスピーチが理想的ですね。面白みを加える、意外な側面を出す、など様々ユーモアの取り入れ方があります。
また「へーそうなんだ!」などの関心事でもいいですね。相手が思わず引き込まれてしまうよなスピーチを目指しましょう。
スピーチにおすすめなテーマ5選
相手側を引き込むユーモアが理想的ですが、「ユーモアを取り入れて」と言われてすぐできる人なんていないですよね。そこでスピーチにおすすめなテーマを次にご紹介します。
今日は何の日?
おすすめ1つ目は「今日は何の日?」ネタです。365日それぞれに「〇〇の日」は存在します。みんなが知っている「母の日」「父の日」などの他に、「ナンパの日」「ナイスバディーの日」などみんなが知らないマイナーな〇〇の日もたくさんありますよ。
またどうして〇〇の日が生まれたかなどを話すと相手側の関心が一気に深まりますよ。「今日は何の日?」はサイトで簡単に調べることができます。誕生秘話なども載っているのでおすすめです。
豆知識・雑学
おすすめ2つ目は豆知識や雑学ネタです。
1円玉を作るのに2円の材料費がかかる。
- 1円玉を作るのに2円の材料費がかかる。
- 咳を一回すると2キロカロリー消費される。
など、「へー!」と思ってしまうような豆知識・雑学を披露するのもおすすめです。
食品メーカーのグリコでは商品に関する豆知識・おもしろ雑学などを公開しています。みんなが知っているお菓子やアイスに関する雑学は聞き手側も興味を惹かれるのではないでしょうか。
季節ネタ
おすすめ3つ目は季節に関するネタです。季節や季節の行事ごとは聞き手側の関心や共感などを得やすいネタのひとつです。夏であれば夏ならではのあるあるや、梅雨であれば傘を忘れたときの失敗談など、聞き手の「分かる!」の共感を狙っていきましょう。
クールビズやオフィスの空調など、一緒に注意喚起なども取り込むことができるのでおすすめです。「実はハーゲンダッツが一番売れるのは冬です」などの季節に関する雑学などもいいですね。
タイムリーな話
おすすめ4つ目はニュースや、新聞などで取り上げられているタイムリーなネタです。こちらも聞き手側の関心や興味を惹くことができます。2021年現在では「コロナのワクチン」や「オリンピック」などの話題があげられますね。
ただしタイムリーなネタは、個人の考え方や捉え方を尊重しなければいけません。さまざまな考え方・捉え方ができる宗教関係や芸能人関係の騒動、自分の考えを押し付けるような発言などは控えましょう。タイムリーなネタはYahoo!ニュースなどで通勤中などにサッと確認するのがおすすめです。
自分のこと・経験談
おすすめ5つ目は自分のことや経験談ネタです。スピーチを自分のことを知ってもらえるいい機会にしましょう。自分のペットの話や家族の話、自分が最近経験した面白いことでもいいですね。
また失敗談などを面白く話すのもおすすめです。自己紹介の延長線のような考え方で構いません。「普段は真面目だけどこんな一面もあるんだ」と知ってもらえるチャンスになります。
朝礼スピーチは自分を知ってもらえる場でもある
今回は退屈しないスピーチの作り方について、紹介しました。スピーチと聞くと話す側も聞き手側もおっくうな気持ちになってしまいますよね。長い・つまらない・退屈などのイメージがつきやすいです。
しかし紹介した項目を意識することによって「退屈」なスピーチを払拭することができます。どんどん話して自分を知ってもらえるいい機会にしましょう。