日本ではしばしばグローバル志向に向かうとき、「海外では〇〇だから」と海外の習慣を日本と比較して議論することがありますね。しかし、それは日本人が考えるアナログの外国に対する見方かもしれませんよ。今回は日本人が誤解している海外の習慣を3つご紹介します。
海外はタトゥーによる偏見はないはウソ
日本ではかなり以前から議論の的となっているタトゥーの問題。肌をさらす温泉やプールといった公共施設では、タトゥーをしている人の入場を禁止しているところもありますね。そんなときに必ず出てくるタトゥー賛成派の言い分が「海外ではタトゥーは普通」というもの。しかし、これは少し誤解があります。
海外では確かに日本と比べるとタトゥーは受け入れられていますし、ファッション感覚で掘る人も多くいます。しかし、その一方で「肌に傷つけるなんてもってのほか」と親が強く子供に禁止している家庭もありますし、営業やレストラン、ホテルといった接客を主業務とする業界・職種では、「タトゥーは服に隠れる程度」を基本ルールとしているところがほとんどです。欧米人も熟知しているので、面接では長袖を着て腕のタトゥーを隠したりしています。
「サービス残業は日本だけ!」は大嘘。海外でも実は多い
サービス残業は確かに日本はかなり多いですね。しかし、それは世界どこでも同じです。アメリカ、ドイツ、イギリスといった誰もが認める先進国であっても、日本と同じかそれ以上の過剰労働を強いる企業はたくさんあります。残業代が出るところも多いですが、日本のようにサービス残業もざらにあります。
ちなみにドイツは先進国の中では労働時間が最も短い国という統計が出ていますが、これは主婦の時短勤務が浸透しているため平均値を下げているのが実情。通常のサラリーマンの平均労働時間は実は日本よりちょっと多いほどです。
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海外では「土足で自宅にあがる」には大きな誤解がある
海外では靴を履いたまま家にあがる、と思い込んでいる日本人も多い様子。確かに海外では玄関に靴を脱ぐ場所がありませんので、ホテルのようにそのまま上がってしまいがち。しかし、こちらも大きな誤解。
自宅で靴を脱ぐか否かは家々の方針によってまったく異なります。「自分の家は靴を履いたまま上がるけど、友達の家でそれをやったら殴られた」なんて話もよくあるほど。
日本人が知らない本当の海外の習慣はたくさん!
今回ご紹介したように、日本人が知らない、もしくは誤解している海外の習慣はたくさんあります。現地に住んでいる日本人のブログなどを読んでみると、興味深いことがたくさん書かれていたりします。見聞を広めるためにも、隙間時間に是非調べてみてください。