新規事業といえば、綿密な事業戦略を立てて銀行から融資を受け、法人登記を済ませ会社を設立。事務所を借り、従業員を雇い……いままでサラリーマンだった方が起業するとなると、複雑な手続きと不明瞭な支出内容にちょっと頭が痛くなってしまいますね。もちろん成功するとは限りませんし、失敗した暁には、日本の法律では会社をたたむだけでは済まなく、個人に負債がのしかかってきます。
しかし、そんなリスクのある新規事業よりも、ローリスクハイリターンの海外不動産投資がいま流行っているのはご存知ですか。
日本のバブル期には、海外の不動産投資の一次ブームが到来していました。しかし、まだ慣れていない成金の日本人にはリスクが非常に高く、現地の不動産業者に騙されてしまうだけではなく、そもそも架空の物件を騙されて買わされた、といったトラブルが後を絶ちませんでした。そのため、いまでも海外の不動産投資と聞くと、尻込みしてしまう方も多くいるようです。
しかし、それは昔の話。現在はインターネットで海外不動産を扱っている信頼できる業者を何社も見つけることができますし、アジアであれば実際足を運んで現地を下見することも容易となりました。そのため、海外不動産投資はハイリスクから一転してローリスクハイリターンに反転し、新規事業を考える実業家の間で注目される事業形態となりました。
現在東南アジア諸国は毎年2~5%のインフレで推移しているため、土地価格やマンション価格も都心を中心に緩やかな基調で上がっています。また、ベトナムのような数年先に鉄道計画がある国では、比較的長期にわたって沿線沿いの土地価格が上がるので、先読みもしやすいことが魅力として挙げられます。
東南アジアの土地やマンションは都心であっても1000万円前後から購入することができますし、土地だけなら数百万円の物件もざらにあり、さらに投機目的の売買が盛んな都市であれば、売却したくなったときに即買取主を見つけることができるのも魅力です。
日本で会社を設立する場合は、銀行から融資を願う必要があるほか、社内の備品は基本はリース契約となります。リース契約時には、支払うことができなくなった場合に備え、個人もしくはパートナー(妻や夫)を連帯保証人に定める必要があります。
それほどのリスクを負ってまで新規事業をはじめるよりは、地価が上がることが既定路線の土地やマンションを買い上げ、売却益を得る方が安定したリターンを得ることができると思いませんか。まずはネットで海外の土地事情を調べてみてはいかがでしょうか。