大学時代の友人Rちゃんから年賀状の返事が届いた。年賀状に書き記した「うさぎの自由帳」のアドレスHSUGITA.NETを早速見てくれたらしく、その感想を書いてよこしてくれたのだ。
「変わらない‘‘熱‘‘があり、なつかしく思いました。」と書かれていた。はて?「熱」とはなんだろう?!彼女は、大学を卒業する時にも友人同士で書きあった寄せ書きに、「うさぴょんはやっていることはすごいのに、なぜか品があります。これからも宜しくね。」といった内容のことを書いてくれていた。「品があります。」の言葉に喜びつつも、その前に「なぜか」と余計な一言(笑)が書き添えられ、そしてまた前半部分は実際はこの通りの言葉ではなく、もう少し違った表現だったのだけれど、要はまぁ「色々飛び回ってやっていたよね」とか、なんかそういったニュアンスの文面だった。
最近、大学時代のような元気さに戻ったらしい。
他の大学時代の友人Mちゃんからも、同様のことを言われた。「最近、昔のように戻ったわね」と。Mちゃんとは、大学時代、アメリカに短期留学した際に、むこうの大学の寮で同室で過ごした仲だった。それまでは学部が違ったこともありお互い知らなかったが、同じ部屋で1か月ほど過ごしている間にすっかり仲良くなった。彼女とは、アメリカで共に色々なところに遊びに行ったり、寮に住んでいる他の外国人の学生たち(イギリス人や韓国人やアフリカ系の人たちやその他いろいろ)とわいわい遊んだり、アメリカに住む「いけてるお婆ちゃん」のご自宅に招待されてお婆ちゃん自らが運転する「70年代のアメリカを彷彿とさせる四角いでっかい車」に乗せて貰って遊びに伺ったりしていた。(お婆ちゃんの家で、私とMちゃんは日本の肉じゃがを作った。お婆ちゃんは、お礼に、と後日、私たちをステーキ屋さんに連れていってくれて、それはそれは大きいTボーンステーキをご馳走して下さった。そして、「これがアメリカよ。〇〇〇なんて、あんなところの肉はだめよ。こうやってね、大きくドーンと肉がある。これがアメリカなの。それをあなた達に食べさせたくて。」とにこにこしながらふるまって下さった。)
そんな風に、勉強しに行っているんだか、遊びに行っているのだか、分からないような「日中は大学に行き、夜と週末は遊び回る。宿題は夜中に。」と大変充実した「これでもかっ!」といった毎日を過ごしていたが、その日々のことを言っているのだろうか…?
「私、どこか変わっていた?」と逆にMちゃんに尋ねると、「うん、結婚してから変わっていたよ。なんだかね、急におしとやかに、いいとこの奥様風になっちゃってた、というか、、、。」と驚きの発言。「へぇ~、私、いいとこの奥様風だったんだ!」と大笑いした。だって、Mちゃんのことは、毎年自宅で行うクリスマスパーティーに呼んで来てもらっており、そこでの私のドタバタぶりをある意味「さらしている」仲だったので、まさか「おしとやかな」「奥様」に見えていたなんて、思いもしなかった。相変わらずとばかり思われていると思っていたのに、聞いてみないと分からないものだ。
「うん、でも、最近、なんだか昔のうさぴょんに戻ったみたいよ!」
自分では昔も今も、どう周りにうつっているのか、どう見えているのか分からないからなんともだが、若い頃から仲良くしている友人に好意的な、そしてちょっとほっとした感じで「昔と変わらない」と言って貰うと、こちらも訳もなくほっとするから不思議だ。自分の若い頃、特に学生時代を知っていてくれる友人というのは有難い。なんというか、「素」の自分を知っていてくれる、会って話すと、一気に「当時の自分の若さ、感覚」を取り戻して歳も忘れられる、そんな気がする。
そーいえば、アメリカに留学中、韓国人の青年と恋をした。寮の気楽な室内パーティーで出会った人だった。賑やかな白人や黒人系の学生たちの中で、アジア系だからか、言語の壁からか、私やMちゃんはやや小さくなって様子を眺めており、韓国人の彼はもの静かに足を床に投げ出して穏やかにみんなが騒ぐ様子を見ていた。私からの一目惚れだった。
短期留学に旅立つ前、日本では「友人以上恋人未満」といった「超仲のいい男友達」がいた。彼とは毎晩1時間近く電話する仲だった。お互いにお互いの恋の相談なんかをする間柄だったけれど、お互いにお互いのことをどこかいいな~と思っており、そして「好きな人が好きなのか、うさぴょんのことが好きなのか分からなくなってしまうよ。」と言っていたと共通の友人に話していたと、後になって聞いたりしていた。そんなことを聞いたら、ドキドキして、どうしたらいいのか、よく分からなくなってしまったりしていた。
そんな「微妙な仲のいい男友達」がいたにも関わらず?!、アメリカに行ったら、さっさと他に好きな人が出来てしまった。(笑)室内パーティー(要は、ざっくばらんな飲み会)から自分たちの部屋に戻ると、私は興奮した面持ちでMちゃんに「ね、ね、見た?あの彼!目がさ、瞳がさ、もうなんとも、ね、ね、素敵じゃない~??」と韓国人の彼について語っていた。「話せたのよ、少し!彼と!韓国から留学に来ているんだって。韓国人だったよ。ね、どうしよう?!キャー、国が違うわ!どうしよう!!」と、まだ会って、少し会話をしただけなのに、その先の先の先の、そのまたず~っと先のことまで心配して、一気に盛り上がっていた。
「よかったね~。さぁ、もう私は寝るよ。寝ますよ。」
Mちゃんはやや呆れた様子を浮かべながら、でもニコニコと嬉しそうに、興奮冷めやらぬ私の話を聞いてくれつつ、ベットに入ってマイペースに寝付くのだった。
それからまた、どうやって韓国人の彼と仲良くなっていったかは、これはまた今度、思い出したら書き留めておこうと思う…。
そして、5歳のうさぎである私が、何故に大学生だの、恋がどうだの、なんなら結婚がどうだのおかしいじゃないか!と思うかもしれないが、いいのだ。何故なら、この日記はうさぴょんの未来への妄想話し
いわば、『未来完了妄想日記』なのだから、、、。