世の中にはたくさんの雑学がありますが、中には知らない方がよかったと思うものもあります。特に自分の生活に関わることや憧れているものについて、イメージが崩れてしまうのは嫌ですよね。しかし一度聞けば忘れないようなものばかりなので、誰かに話したくなること間違いなし!
今回は読むと後悔するかもしれない、知らない方がよかった雑学を5つご紹介します。
エビのしっぽはゴキブリの羽と同じ成分
子供から大人まで幅広い年齢層から人気のあるエビ。和食では天ぷら、洋食ではエビフライなど、どんな料理でもおいしいですよね。そこでよく意見が分かれるのが、エビのしっぽを食べるかどうか。カリカリとして食感がよく、エビの旨味が詰まっていてたしかにおいしいです。
しかしそのエビのしっぽ、実はゴキブリの羽と同じ成分だということを知っていましたか?どちらも「キチン質」という成分でできており、極端なことを言えばゴキブリの羽を食べているのと一緒なんです。もちろん成分だけなので、食べても全く問題はありません。
ちなみに食用のゴキブリを食べた人の感想を聞くと「食感も味もエビに似ている」と答える人が多いそうです。目隠しすればわからないとも言われており、今後の食糧不足に備えて昆虫食でも研究されているのだとか。
結婚式の神父はアルバイト
結婚式で最も人気の挙式スタイルでもある「チャペルウェディング」。外国人の神父さんが司会をしてくれたり、夫婦としてのありかたなどを話してくれる姿は誰もが憧れることでしょう。しかしその神父さん、ほとんどがアルバイトだというのです。
キリスト教にはカトリックとプロテスタントの2つに分かれています。カトリックは結婚式を宗教儀式と考えているため、本物の教会での挙式は行いますが、結婚式場のチャペルなどに出向いて協力することはありません。プロテスタントは厳しい縛りがないので、比較的自由に挙式に参加できると言われています。
しかし結婚式が行われるのは週末や祝日など。教会で日曜礼拝が行われる日と重なり、忙しくて挙式の依頼を受けられないのがほとんどです。そのため普段は学校の先生や英会話講師をしている外国人が、アルバイトをしていることが多いのです。
レタスの食物繊維は少ない
健康食品などで「レタス〇〇個分の食物繊維」という表現はよく見ますよね。レタスのサイズ感などを考えると、一度に何個も食べるのは大変なので、たくさんの食物繊維が摂れるようなイメージを持ってしまうでしょう。
しかしレタス100gに含まれる食物繊維は約1.1gとかなり少なく、同じ量のさつまいもと比べると半分、ごぼうと比べるとわずか1/5程度です。仮に成人男性の摂取目標量の20g以上をレタスだけで摂取するとなると1.8kgも食べなければなりません。
これは数字のトリックで「シャルパンティエ効果」といい、比較対象となるものと置き換えてイメージアップする方法です。もちろんレタスに食物繊維は含まれていますが、それほど多いわけではなく、むしろ野菜の中では少ない方だということを覚えておきましょう。
ワイキキビーチは人工的に作られたもの
ハワイで有名なビーチといえばワイキキビーチ。ダイヤモンドヘッドをバックに、青い海と白い砂浜が広がる光景は見ているだけで楽しくなりますね。しかしワイキキビーチは、実は人工的に作られた砂浜だということをご存知ですか?
現在ホテルなどが建つ観光地からワイキキビーチまでは、昔は湿地帯でタロイモなどを栽培する水田でした。そこをどうにか観光地に変えたいということで、人工ビーチを作るプロジェクトが行われたそう。水田を埋め立てるところから始まり、オアフ島のノースショアビーチやカリフォルニア州にあるマンハッタンビーチから砂を運んで作られました。
アメリカ国内の砂だけでは足りず、オーストラリアからも輸入しているそうです。波にさらわれてビーチが減少してしまうため、現在でも輸入して補充しているのだとか。ちなみに和歌山県にある白良浜も、ワイキキビーチと同じくオーストラリアから砂を輸入しています。日本にいながらワイキキビーチと同じ砂浜を歩けるのは嬉しい反面、ちょっと複雑な気もしますね。
オリンピックの金メダルは純銀製
オリンピックといえば金メダル。アスリートの誰もが獲得を目指して一生懸命になっている姿は、観ている者に感動を与えてくれます。しかしオリンピックの金メダル、実は純銀性だということを知っていましたか?アスリートはみんな知っていますが、知らないと驚きですよね。
競技を極めてトップに立った証だから純金製にしてあげてほしいと思うかもしれませんが、これにはオリンピックならではの理由があります。オリンピックは「スポーツを通した平和と友好の祭典」を目的としています。そのため開催国の全てが先進国になるわけではなく、発展途上国になる場合もあります。
開催するだけでも膨大な費用がかかる上に、金メダルを純金製にするとなるとかなりの負担になります。開催国によってメダルの主成分が変わるというような不公平が生まれないよう、IOCが考えたアイディアなのです。ちなみに純金製のメダルが2万円かかるのに対して、純銀製だと300円ほどで作れるそうです。
知らない方がよくても役に立つ
いかがでしたか?今回紹介した雑学は知らない方がよかった雑学ですが、得た知識はどこかで役に立ちます。トークのネタとして使えば面白く、話し上手な印象を与えられるでしょう。
知って後悔するような雑学は他にもあり、もしかしたら知らないうちに損をしているなんてこともあるかもしれません。興味を持った方は調べて、自分の生活に役立てられるといいですね。