昨今は新型コロナの波も受けて、せどりで副業を考える方も多くなってきました。最初は身の回りにある不要なものを売っているうちに、もっと利益を追求しようと本格的に仕入れに乗り出す主婦も少なくありません。しかし、せどりで販売する商品の中には、初心者が手を付けてはいけない商品もあります。
そこで、今回は初めてせどりを考える主婦やサラリーマンに向けて、これは避けるべき!といった商品をご紹介します。
一番気軽な「衣類」はせどりで最もおすすめできない商品
自分の身の回りの衣類を売るのであればかまいませんが、「このデザインなら絶対に売れる!」とショップや通販で見つけたものをせどりで販売するのはおすすめできません。まず、衣類の場合は「サイズ」があるため、最低でもS、M、Lの3サイズを仕入れる必要があります。さらに「カラー」も必ず揃えなければなりません。そのため、1種類の服を売るだけでも最低10枚近くは在庫として持つ必要がありますので、旬が終わってしまうと売れ残りの処分ができなくなってしまいます。
また、衣類は利益率が高いと思われがちですが、それは自社で生産していたり、数万枚単位で仕入れる場合となり、個人で仕入れる分量程度では、それほど利益率は上がりません。
海外食品もおすすめできない!最も赤字リスクがある
そこらへんのスーパーでは売っていない海外の食品も昨今は売れ行きが増加しています。それだけ食の多様化が進んでいる証拠ですね。地元の輸入雑貨店で見つけられる海外の缶詰やインスタントなどは賞味期限も1~2年持つので、在庫として持っておく余裕も出てきます。
しかし、日本は欧米やアジアの食品と比べると、添加物の許容基準が異なります。欧米アジアでは普通に使われている添加物が日本では禁止されていたり、またその逆も然り。日本での禁止添加物が見つかって全回収をしなければならなくなった、なんて事例も時折見かけます。
高価な電化製品もせどりの対象外!おすすめできない理由はコレ
高価な電化製品をせどり販売する場合に必ず問題となるのが「不良品」の対応です。基本は製造元への問い合わせに誘導することとなりますが、それでは収まらないで返金・返品対応をする必要が出てくることも多々あります。無論返金対応をする場合は銀行手数料や往復の送料も負担しなければなりませんので赤字となりますし、口コミでマイナス評価が付くと、Amazonでの検索ランキングが下がったり、購入率の減少にも繋がります。
高価な電化製品や便利品は利益はいいですが、不良品やクレームが出やすい製品でもあるため、資金力がないうちはせどりとしておすすめはできません。
せどり販売するおすすめ商品選びのポイント
せどり販売を初めてする場合は、自分の資金力と商品1個当たりの仕入れ単価をまずは考えることが重要です。そして、商品選びのポイントは、「利益率が高い商品よりも、すぐに売れる商品を選ぶ」ことです。誤解されている方も多いですが、せどりは「薄利多売」の商売です。1個販売して1000円以上の利益を得ようと考えると、それだけ売れなかったときのリスクも増します。自分が許容できるリスクの範囲内でせどり販売する商品を選ぶようにしましょう。