日本の社会は「ストレス社会」と揶揄されているように、多くの社会人が夜遅くまで働き、帰宅してもなかなか自分の時間をとることが叶いません。1日仕事漬けで、何もすることなく就寝してしまうと、自分が生きている理由を無意識に模索してしまうもの。
そんなときは、ここで紹介する3つの壮大な雑学を読んでみてください。自分の抱えている悩みや問題がとてもちっぽけなことのように思えて、気が付いたらストレスがなくなって、明日からリフレッシュして仕事に臨めるようになるかもしれません。
皆さんが知っている惑星といえば、水星や金星といったいわゆる「水金地火木土天海」を思いつきますね。2006年までは冥王星も含まれていましたが、惑星の定義から外れるとして、上記8つが人の科学で現時点で認識できる惑星とされています。
「こんだけ宇宙が広いのに、惑星はたったの8個!?」とちょっと残念な気持ちになるかもしれませんが、ご安心ください。これはあくまでも現時点の科学力で調べられる範囲での話。実はこの銀河には、惑星がそれとは別におよそ1兆個も存在していると言われており、地球規模の大きな惑星も600億以上あると言われています。その中には地球と同じように緑と水に恵まれた環境の惑星もあるでしょうし、人類のような動物が高度な文明を持っているところもあるでしょう。……想像が尽きませんね。
新人ホモサピエンスから人類の文明が築かれたと考えると、人の歴史はおよそ16万年となります。その間、人は常に海と寄り添って生きてきましたが、実はこの16万年という気の遠くなる年月を経て積み上げられた人の科学をもってしても、我々が知っている海についての知識というのは、全体の9%にしか過ぎないといわれています。つまり、海における90%以上の物事は、何も知らない・気づいていないということです。ちなみに毎年見つかる生物の新種の数は1万8000種にも及びますし、常に海底探査が行われ海の実態が調査されています。それでも我々は海について知っていることは1割にも満たない……なんだか寒気がしてきます。
最後はこちら。人類の歴史は新人ホモサピエンスが16万年前、原人は50万年前、そしてアウストラロピテクスはおよそ300~400万年前と推定されています。つまり、最も古く歴史を遡ったとしても、人類の歴史は400万年となります。我々からすると、パソコンが普及を始めたのは20年前、テレビが発明されたのが100年前となるので、400万年というと途方もない年月に思えます。
しかし、もっと遡ってみると、地球が誕生したのは46億年前。地球の歴史からすると、人類400万年の歴史は1週間程度のささやかなこと。そして皆さんが生きているのは、その400万年の中のほんの数十年……。さらに言えば、宇宙の歴史はなんとさらに遡って138億年前と言われています。「明日重要なプレゼンだあ」、「転職活動がうまくいかないなあ」こんな悩みが何だかちっぽけに思えてきますよね。
社会に疲れた、人生に疲弊した、そんなときは、ちょっとリアルな世界から遠ざかって、自分よりも何百倍も何万倍も大きな世界を想像してみませんか。帰宅途中の夜の電車の中や就寝前の少しの時間でいいので、是非壮大な宇宙や地球の雑学に想像を張り巡らせてみてください。きっと頭がリフレッシュされて、明日の仕事にストレスフリーで臨むことができるでしょう。