ヨガに重要なのは呼吸です。呼吸は普段、誰しもが無意識に行っているものですが、ヨガの呼吸とは何が違うのでしょうか。
そこで今回は「重要なのは呼吸!?ヨガの基本的な呼吸法とその効果とは!?」を紹介します。
呼吸を正しく行うことで、ヨガの本来の効果を得ることができるので、しっかりマスターしていきましょう。
ヨガの呼吸が重要な理由とは?
ヨガの呼吸法はなぜ重要なのでしょう?それはヨガが心を落ち着かせ心身をリラックスさせる、瞑想を目的としたエクササイズだからです。
生きていくのに呼吸は必ず必要な要素ですよね?その呼吸を深く意識することで、生命のエネルギーを巡らせ、精神を整えることこそヨガの本質なのです。
初心者の方はポーズを覚えることや、ポーズを保つことに意識を向いてしまいがちですが、ぜひ呼吸にも意識してみてくださいね。
ヨガの呼吸は口呼吸ではなく鼻呼吸が基本!
スポーツや有酸素運動は基本的に、口で吸ったり吐いたりの呼吸をしますよね?しかしヨガの呼吸法は鼻で吸ったり吐いたりを繰り返す、鼻呼吸が基本になります。
鼻は本来呼吸をするために作られた気管になります。そのため鼻には、乾燥を守り粘膜によってウイルスや微量のゴミが、除去除去された状態で体に酸素が送り込まれます。
反対に口呼吸にはそういった機能はありません。「酸素は酸素をするための気管で」というのがヨガの教えなのです。
正しい呼吸はポーズの効果を高める!
正しく呼吸をすることによって、ヨガの効果をより一層高めることができます。鼻は酸素が吸収されやすい形で、体に送り込んでくれます。
酸素を体いっぱいに取り込むことで、心身ともにリラックスでき、ストレスの解消などによいとされているんですよ。
自然の中にいると深呼吸して、リフレッシュしたくなりますよね?それと同じでポーズを取りながら、呼吸をすることでリフレッシュすることができます。
臓器が動くなど呼吸から得る効果も多い!
酸素を体に取り入れることで、血流の流れがよくなります。血流がよくなると、代謝が向上するので筋肉がよく動くようになりますよ。
また筋肉だけでなく、その他の臓器機能も向上しますので、便秘・肩こり・腰痛・冷え性など体の不調の解決に役立ちます。
呼吸でここまで不調がよくなるのなら、積極的に取り入れていきたいですよね。
ヨガの呼吸法には6つの種類がある!
一概に「呼吸」といっても、ヨガにはさまざまな呼吸法が存在します。
その種類は大きく分けて6種類。
はじめは鼻呼吸を意識するだけで大変ですが、慣れてきた場合はチャレンジしてみてくださいね。
腹式呼吸
基本の1つ目は「腹式呼吸」です。
お腹に酸素を溜め込むように吸い、お腹が凹むのを意識しながら吐くようにしましょう。
腹式呼吸は副交感神経を活発にしてくれるので、リラックス効果や精神を落ち着かせるのに適しているといわれています。
胸式呼吸
基本の2つ目は「胸式呼吸」です。
こちらは肺に酸素を溜め込むように吸い、肺の酸素を絞り出すように吐くようにしましょう。胸式呼吸は主に、ヨガを始める前の準備運動の段階で行うことが多いです。
肺活量を高めるだけでなく、集中力の向上に効果的ですよ。
片鼻呼吸
片鼻呼吸法はその名のとおり、片方ずつ別の鼻で呼吸する呼吸法です。
右鼻で酸素を吸い、左鼻で酸素を吐く、またその逆を交互に繰り返していきます。もちろん呼吸の際は指で片方を押さえてOKです。
ヨガでは右の鼻で吸う酸素は「体を温める」、左の鼻で吸う酸素は「体を冷やす」効果があると言われています。
カパラバティ呼吸
カパラバティ呼吸は単発的に力強い呼吸を、リズミカルに行う呼吸法です。
お腹の腹筋に力を入れ、「フッフッフ!」と息を吐くようにしましょう。筋肉を意識して行う呼吸法なので、筋肉向上やダイエット効果なども得ることができます。
こちらは上級者向けの呼吸法になるので、ヨガに慣れてきてからチャレンジしてくださいね。
ウジャイ呼吸
ウジャイ呼吸は胸式呼吸を用いた呼吸法です。
「勝利の呼吸」と呼ばれ、喉の奥を締める感じを意識しながら冷えた手を温める要領で息を鼻から吐いていきましょう。
体を温める効果や、血行改善などに効果があります。
シータリー呼吸
シータリー呼吸法は口から酸素を吸い、鼻から吐いていく呼吸法です。舌を筒状に丸め、そこから酸素を取り入れます。
こちらの動画で詳しく紹介されていますよ!シータリー呼吸は冷たい酸素を取り入れ、体の熱を冷ます効果があると言われています。
呼吸法を極めて、健康を手に入れましょう!
まとめ
今回は「重要なのは呼吸!?ヨガの基本的な呼吸法とその効果とは!?」についてご紹介しました。
一括りに呼吸といっても、さまざまなものが存在しますね。また集中力のアップや、臓器機能の向上など嬉しい効果がいっぱいです!
ヨガをする際はぜひ意識して、取り組んでいきましょう。