今後消費と流行のカギを担うZ世代。流行しているファッションは動きやすさを基準に考えたものが多いようです。Z世代が好む動きやすさとはどんなファッションでしょうか?今回はファッションのブランドやZ世代で流行っているメイクについても調べてみました。
Z世代の消費傾向と譲れない基準
今や消費の主役は10代半ばから20代半ばの若者たち「Z世代」です。
デジタルネイティブなZ世代はやはりインターネットとSNSを活用しています。
インターネットやSNSで商品を探したら実店舗へ足を運び、実際に手に取って確かめます。
不況の世の中で育ってきたZ世代は、間違って買ってしまわないように確かめたいようです。
また、個性や質を大事にするので、実際に触って確かめたいというところもあるのでしょう。
そういったところから「あの人が持っているブランドバッグが欲しい!」「有名だから欲しい!」などはあまり見られない傾向にあります。
Z世代は動きやすさを重視!ストリートファッション
Z世代は動きやすさを重視するので、ストリートファッションなどを好みます。
ストリートファッションとは、芸術や音楽、スポーツなど路上で生まれる文化に合わせて発展してきたファッションです。
そのため、ゆったりとしてスポーティーな要素を含んでいます。
イメージではキャップ、ニット帽、ハットをポイントにし、柄物ジャケットやゆったりとしたスラックス。綺麗目なスウェットパンツのような感じです。
ブランドはというと
また、普段使用する鞄はリュックやバックパック。
などのブランドになります。
ストリートファッションは若い世代もそうですが、小さな子供がいるお父さんお母さんにも凄く使いやすいファッションだと思います。
アスレジャーやオーバーサイズのコーディネートを好む
アスレジャーとは、アスレチックとレジャーを組み合わせたスポーツウエアを中心に取り入れたファッションです。
やはり動きやすさが大事になってくるZ世代はスポーツウエアを普段着に取り入れています。
ラフすぎず、固すぎず。といった絶妙な感じのオシャレを楽しんでいるようです。
また、オーバーサイズのコーディネートを好んでいます。
サイズ感をとても重要視していて、フィット感は求めません。
あえてメンズのXLを選んだりととにかくゆったり、着やすいものを選んでいます。
Z世代の女性は赤いリップの中国メイク
Z世代で流行っているメイクは中国メイク。別名チャイボーグメイクと言います。
チャイボーグとは、中国の「チャイナ」と完璧な美しさの「サイボーグ」の造語。
中国メイクの特徴は
- ストレート眉
- 艶っぽハイライト
- 真っ赤なリップ
- 赤系シャドウと黒ライナー
- 透明感のある美白肌
目指す雰囲気はアンジェラベイビーやビクトリア(f(x))などです。
眉毛はキリっとしていますが少しアーチのあるストレート眉に、色は髪の毛の色に近いダーク系。
肌はカバー力の強いもので陶器肌。マットに仕上げてハイライトで艶を出します。
アイシャドウは赤みが強いものを使用し、黒ライナーで目じりを跳ね上げ強さを感じさせるように。
リップも赤を選び、丸みを帯びた感じで輪郭をとり普段よりオーバーぎみに塗り、ぽってりとさせます。
キリっとした感じで、かわいいよりは美しいチャイナビューティーなメイクが今は流行りのようです。
SNSでシェアするため、「ユニーク」さも求めている!
Z世代は、InstagramやTwitter、YoutubeなどのSNSを愛用し、さまざまな事をシェアしているため、リアルでもオンラインでも、同じ服を着た人に出くわしたくないと思っています。
人とは異なるファッションがZ世代の方にとって、重要でありクールなもので、彼らにとっては風変わりに見えた方がより一層魅力的だと考えます。
彼らが共有している価値観として、わざとらしさや背伸びとは無縁の、ゆったりしたTシャツ、ワンピース、スウェット、デニムといった、派手さが出ないファッションを好む傾向があります。
このようなファッションスタイルは、「Z世代」の在り方をまさに反映していると言えるでしょう。
アスレジャースタイルは、Z世代にも大人気!
Z世代から好まれているアスレジャースタイル。
そのデザイン性として挙げられるのが、グリッターなどのキラキラ要素満載な明るい色とのセットアップです。
スポーティ+グラマラスな組み合わせは、アスレジャー商品の特徴で知られている、「ゆったり感」を醸し出す上で必要不可欠な要素と言えます。
彼らのアスレジャースタイルのポイントとして、セクシーさを取り入れることは必須です。
クロップドトップスなどで肌見せしたり、カジュアルなスタイルでありながら、セクシーさをちょっぴりプラスすることでスポーティすぎない装いになります。
2000’sがZ世代の間で大流行中!
Z世代と言えば、SNSが日常に溶け込んだソーシャルネーティブであり、1990年代中盤から2000年代初めに生まれた、現在25歳よりも若い世代のことを指します。
彼らこそ、新たなトレンドの発信地として世間に大きく影響を与えているのです。
そんなZ世代の間では、2000年代初頭に大流行した、カラフルなプリントやラインストーンTシャツ、ピンクカラーなど、トレンドアイテムとなっています。
海外セレブアイドルで有名な、パリス・ヒルトンが出演した映画「ミーン・ガールズ」での、アイコニックなスタイルを現代っぽくアレンジしたスタイルが人気です。
ジューシークチュールのセットアップ、テニススカートなど、再び彼女たちがトレンド入りさせてくれること間違いないでしょう!
ジェンダーを問わない「ユニセックス」に注目が集まっている!
Z世代の間では、ジェンダーを問わないユニセックスなアイテムやアイテムを販売するブランドに、注目する人が増えています。
「ユニセックス」とは、”男女兼用”を意味する言葉であり、ユニセックスアイテムは今では定番となっており、ユニクロやGUなどプチプラブランドでも取り扱うようになってきました。
「ASOS DESIGN x glaad&」では、Tシャツのみならず、パンツやショーツまでもユニセックス仕様となっております。
まとめ
とにかく動きやすさを重視するZ世代。ストリートファッションやアスレジャー、そしてオーバーサイズ。
その反面、メイクでは綺麗でキリッとした雰囲気を出し、赤リップで女性らしさを強調。
メリハリがあってとても良いと思います。
そして、Z世代だけではなく、この動きやすさは全世代に向けて流行していて良いと感じました。
新型コロナウィルスが猛威を振るっている中、綺麗にして出かけることも少なくなり、自宅にいることが増えたため運動不足を感じている人も多いはず。
少し散歩、買い物。それでもオシャレをしたいけれどキメすぎない。
そんな風にオシャレを楽しみたい全世代にとても良い流行になるのではと思いました。