近年注目を集めている消費者グループZ世代。Z世代の食への関心はどういった傾向があるのか。健康志向が強いと言われているので有機やオーガニックを好むのでしょうか?今回は、今後の日本経済の要となる1990年代後半から2000年初頭生まれのZ世代の「食」について調べてみました。
Z世代は健康意識が高い?
正しい食生活こそが生活の質を向上させる感じているZ世代は少なくないようです。
長引く景気後退の時代を過ごしてきたZ世代は親の離婚、リストラを経験している人が多いです。
そういったところから、就職では安定の企業を探したり、お金に堅実だったり、社会貢献に興味があったりというところからとても真面目で不安がぬぐい切れないといった印象があります。
このようなZ世代の「真面目」「不安」な思考から、健康意識も高まり、食生活も健康志向になっているということに繋がっているようです。
Z世代の消費行動
・話題性を大事にする。
・「皆が買うから」や「有名ブランド」も好まない。一点もの。素材の良いものを好む。流行りというよりは、自分が良いと思ったものが良いといった感じ。
・インターネットも使うが、実店舗へ行き実際に商品を手に取って買い物をする。
Z世代の食への傾向はこういった普段の消費行動を参考にすると良さそうです。
自然派、オーガニックを好む
環境課題への関心が高く、素材を重視するZ世代。アメリカの調査だと、そんなZ世代は農薬や化学肥料を使用しない農産物を好む傾向があります。
また健康意識も高いため、ヘルシーな食事を好みます。
お肉の代わりに大豆を使用した商品を選んだり、白砂糖の代わりにステビアや蜂蜜を使用する人も増えています。
また、オーガニックを好む傾向が強いアメリカでは、この新型コロナウィルスが流行している中、オンラインで非接触型の配達をしているサービスを利用して食材を購入し、自宅で調理をしているそうです。
調理済みの宅配サービスだと、その商品にウイルスが付着しているのではないかという心配もあるということだそうです。
これはとても共感します。
私も宅配やテイクアウトを利用した時、やはりその商品やその袋などに付着したウイルスがとても気になります。
口に入れる物なので、外から持ち帰った食材を触るには一度手を洗って、また再度手を洗ってなど・・・自宅で調理するより気疲れします。
こうして気持ちが疲れてしまうので、自炊をすることが非常に増えました。
健康意識が高いZ世代は、ウイルス感染予防、健康のためにと今後自炊をする傾向が強くなるのかなと思います。
日本でも家での調理が流行?
新型コロナウイルスの影響で自宅にいることが増えた世の中。
アメリカだけでなく日本でも自宅で料理を楽しんだりする人も増えているようです。
デジタルネイティブなZ世代にはオンラインはお手の物。
あっという間にオンライン飲み会は広まり話題となりました。
有名人もステイホームを促すことが増えてきたため、芸能人がSNSやYouTubeで自宅での食事風景を配信するなどでそれを見て一緒に食べるなどの楽しみ方をしているようです。
まだまだ新型コロナウィルスが感染拡大中の世の中。いつまた「ステイホーム」で外に出られない状況になるかわかりません。
そんなZ世代、今度は何を思いつくのでしょうか?!次の動きが気になります。
見た目のインパクトも大事にする
デジタルネイティブなZ世代。SNSやYouTubeの普及により、見た目のインパクトを大事にしている傾向があるます。
「YouTuberが食べていた」と話題になり拡散され、それが広まるというパターン。
このパターンは、健康志向とは程遠い「見た目重視」。
高カロリーでも高糖質でもお構いなし。
「面白い!」「話題になりそう!」という方を楽しんでいるようです。
まだまだ若いZ世代。健康ばかり気にしているわけにはいかないですよね。
やはり珍しくて面白いことだって大好きです。
外で食事をする機会が減ってきているので、家での「面白い!」「話題になりそう!」が増えるかも知れないですね。
まとめ
長引く景気後退の時代を過ごしてきたZ世代。
辛い経験を持っているZ世代は多いのかも知れません。
そういったことから安定を求める傾向があり、それでもやはりまだまだ若いので楽しいことや話題になることも好き。
そしてデジタルネイティブなので自分の情報を発信したいという気持ちもあります。
そしてかつてないほどの重大な世界規模の危機に直面している今、家で過ごすことがどうしても増えて誰もが窮屈さを感じています。
そんな中、次世代を担うZ世代はこの今の世の中を逆手にとって今後どんなことを好み、どんな面白いことを思いつくのかが非常に楽しみです。